厳冬の首都に200万人が集まり、オバマ新大統領の誕生を見守った。ワシントンの連邦議会議事堂前で、就任演説をする大統領の姿を捉えた新聞の写真を見た。けれども、いったい何処に彼がいるのか分からない程多くの聴衆が取り囲んでいた。改めてオバマ氏に期待する国民の思いが伝わって来た。何だか分からないが凄い! と思った。選挙期間中は散々言い放っていた”チェンジ”は封印。平和構築へ向けて「イスラム世界に対して私たちは、共通の利益と相互の尊敬に基づき、新たな道を模索する」と発言。大変な時期に大役を引き受けた大統領。だからこそやりがいのある大仕事。どんな風に乗り切って行くのか世界中人々の多くが見つめている。さて、何時頃どうなるのか?
この度直木賞を受賞された、天童荒太さん。あれだけの売れっ子作家なのに今までに一冊も読んだ事がない。今朝のニュース番組の中で彼の作品に対する姿勢が紹介されていて、興味深く見た。正直、取っ付きにくいイメージがあって苦手に思っていた。勝手な思い込みだけど世間なんてそんなもの。番組中に出てくる彼もこう言っては失礼かと思うが、ヌボーッとしていて作家といった趣ではない、少なくともわたしにとっては。話を聞いていてその印象は更に深まった。”誰にも愛されず誰も愛さずに死んでいった人を悼む少年”の話をテーマにした「悼む人」。7年を費やして出来上がった作品らしいのだが、これがなんとも。多くの若者を中心に読まれているそうだが、ちと不気味。これをひとつの宗教として捉えるならば納得がいくのだが。悪く言っているのではない。誰にしろひとりの作家の世界に入り込もうとするならば、それに近い心理が働くのではないだろうか。私には入れない世界だがそんなところもあるのでは? と感じた。
ここは私の居場所じゃないなぁと改めて思わされた職場、それが今日から短期のバイトを始めた某税務署。別に悪い所ではないのだが居心地が良くない。直に慣れるのだろうがなんか辛い。仕事の内容は大した事ではないのだが、慣れないが為に辛いのだ。口に出すと余計に嫌になって行く気が失せてしまうろうから愚痴はこれくらいにしときましょうか。指導係りの職員も特に変な人ではないのだが、教え方は上手くない。ご自分ではもちろん、仕事内容を充分理解して完璧にやってらっしゃる。だが、一流選手が名監督とは必ずしもならないのと同じで、自分だけが分かっていても仕方がないのだ。どうしてそれに気づけないのか。今までの指導をこうむった人達もそう感じたのではないか。自分の理解力を放ってそんな風に感じた。だからって面と向かってこんな事は言えません。早いところこっちが業務をマスターするしかないのだわな。分かってはいる。明日は頑張ろうっと。
暗~い話だったけど面白かったぞ、”銭ゲバ”。原作は70年代のものだとか。確かに現代にはちと無理がある部分もあったけど、この不況下にあっては納得できるところもあった様な。しかも派遣切りが問題視されている今だからこそ、だな。酔っ払い・暴力最低オヤジの椎名桔平もなかなかだったし、やはり主役の松ケンがはまっていた。彼以外には考えられないんじゃない? ってえのはファンだからこその視点かしら。もっとも彼が演じていなかったらきっと私ゃ見てない。本音を言えばどこかに無理があって見ていられないところもある。だから仮に好みじゃない人がやっていたら次回からは見ないだろう。面白いドラマを作るのも大変だよね。1月にスタートしたドラマ部門では何が視聴率を採っているのか知らないが、どれも大して伸びてはいないのではないか。昨年好調だったNHKの大河はどうなっているのか。託された妻夫木くんは健闘しているのだろうか。どっちでもいいけれど。私は松ケンの演技に期待を寄せ応援をしております!
どんな作品なのだろうか、と楽しみに思いながら見た。けれど、半分は予想していた通りの内容だった。原作はコミック? でしょうね。感染症がどうとかと大変な中身なのにどこかおかしくて笑えた。真面目に演じている役者さん達には申し訳ないが。特にいぼいぼ、血まみれ、最期は真っ黒こげの姿まで見せた、鶴見唇吾ってこんな字だったっけか。ま、この人なんて特に迫真の演技とは言え笑いがこみ上げた。その他にもLが子ども達を連れて移動する場面や、何で? と思えるFBI役のナンチャンにも大いに違和感があった。どうしてあの人を使ったのか。謎でしょう、そこ。元々あの役は必要だったのかどうか。無理やり設定された役どころの様な。どうして”デスノート”だけでおしまいにしなかったのでしょうか。あれが大ヒットしたからに違いないが何だかね。松山ケンイチファンとしては納得がいかない。ヒットしたら何でもあり、ってのはいただけないもの。本当は映画館に見に行こうと思っていたのに行かなかった。残念ながら正解だったよね。TV鑑賞で充分でした。今夜スタートの”銭ゲバ”には大いに期待してまっせ。