この度直木賞を受賞された、天童荒太さん。あれだけの売れっ子作家なのに今までに一冊も読んだ事がない。今朝のニュース番組の中で彼の作品に対する姿勢が紹介されていて、興味深く見た。正直、取っ付きにくいイメージがあって苦手に思っていた。勝手な思い込みだけど世間なんてそんなもの。番組中に出てくる彼もこう言っては失礼かと思うが、ヌボーッとしていて作家といった趣ではない、少なくともわたしにとっては。話を聞いていてその印象は更に深まった。”誰にも愛されず誰も愛さずに死んでいった人を悼む少年”の話をテーマにした「悼む人」。7年を費やして出来上がった作品らしいのだが、これがなんとも。多くの若者を中心に読まれているそうだが、ちと不気味。これをひとつの宗教として捉えるならば納得がいくのだが。悪く言っているのではない。誰にしろひとりの作家の世界に入り込もうとするならば、それに近い心理が働くのではないだろうか。私には入れない世界だがそんなところもあるのでは? と感じた。
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