北野武監督が世界のキタノとなったのはいつだったか。彼の初期の作品。演じる俳優たちも初々しいが監督自身もまだ若かった(そうは言っても50歳くらい? )ように感じられる。制作は20数年前になるので時代の変化を感じる。主演のふたり~安藤政信さんと金子賢さん。彼らはその後、どうなったのか。しばらくはテレビや映画で見かけたが最近は名前を聞く機会もない。別の世界で活躍されているのか。話を戻すがこの映画のテーマは何? 何度観てもイマイチ分からない。若いうちは好きな事を取り敢えずしてみる。ダメだったらいくらでもやり直しがきく、とでも言いたいのか。違う? ラストシーンで母校の校庭を自転車でふたり乗りする彼ら。ぐるぐる回りながら「俺たちもう終わっちゃったのかな」「まだ始まっちゃいねーよ」とやり取り。このシーン、粋だね。好きだなー北野監督のこの感性。