学生時代ひとり暮らしをしていた頃は「帰って来い」と父や母に言われる度、鬱陶しくてたまらなかった。反発したい気持ちが強い年代だったからか。結婚し子どもを育てていた頃は、子どもたちを可愛がってくれる父や母に甘える気持ちで喜んで実家に帰った。子どもたちは育ち、当然のように両親は老いた。そうなれば今度はこちらが彼らを支える番として、何かをしないといけないのだろう。だけどその覚悟がないままにいる。父が病を患い、最期を看取る事だけは何とかできた。その後は老母がひとり残され、寂しく暮らしているのはもちろん、分かってはいる。しかも今しか何かをしてあげる時期はないのも理解している。けれど、心も体もその方向に向かない。父が残したもので日々、満足に暮らしているのだからそれでいいじゃないかと思う嫌な自分がいる。父がいなくなれば、確実にひとりになるのは分かっていたのだから仕方がないでしょ、とも思う。それに老母がひとり暮らしをしている事に娘がどれだけ悩んでいるのかを知らないであろう本人に、無性に腹が立つ。これらをぶつけたいがそうもいかないし、さすがにそれは可愛そうなので出来ない。だからまた嫌な気分になる。実家に帰らないとならなくなる度、気分が憂鬱。こうなるなんて、思いもよらなかった。我ながらなんなのよー、と思う。嫌だなの気分が増す事に不安も広がる。解決策はないものか。
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