小津安二郎監督作品を観るのは幾つ目だろう。”東京物語”は代表作なのか何度もテレビで流れていたので数回観た。それ以外は殆ど観ていない。今回の”秋日和”はもちろん初めて。原節子さんと司葉子さんが母娘の役を演じていたが、年齢は20歳も違わないのだろう、違和感あり。しかも若そうで綺麗ではあるが司葉子さんは老けて見えた。あれで24,5歳? 実際にはもっと若いのかも知れないがおばさんっぽいのはどーしてか? 昔の若者は学生運動に参加していた人々の写真からも感じていたが、なーんか老けている。大人っぽいとも言えるが、野暮ったい。学生も髪を七三分けにしていて若々しさがないのだ。逆に今の若者は子どもっぽくも感じられこれも時代の流れなのか。司さんの老け具合はともかく、未亡人役の原さんは綺麗で輝いて見える。亡くなった夫の友人たちが彼女たち(母娘)のこれからをアレコレ案じるのがテーマ。他愛もない話だが、あーでもないこーでもないといい年をした男たちが戸惑う。その何気ない話しの中に人生の寂しさ、楽しさを表現。そこに小津監督の狙いがあったかどうかは不明だが、少なくとも私自身はこの映画の中にそれを感じた。彼の作品に多くのファンが存在した理由が分かった気がした。
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