リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2015年12月12日 映画・母と暮らせば

2015-12-12 15:40:58 | Weblog
 80代になっても精力的に映画を撮り続ける、山田洋次監督。寅さんシリーズが終了してもう何年になるのか忘れたが、あのシリーズだけで終わらないところは凄い。普通なら(とは言っても何が普通なのか疑問)あれだけの作品が終了したら精根尽き果ててなーんも撮る気にならない筈。飄々とした表情からは窺い知れないが、山田監督って見かけによらず強い人なのだな。今回の作品は長崎に原爆が落とされた事に絡んでの話。原爆死した息子と息子思いの母の物語。辛い内容なのと母親役が吉永小百合さんなので(昔の吉永さんは確かに可愛らしかったが、今はいつまで女優やってるんですか、と聞きたいくらい鼻につく。特に声が好きじゃない。タモリさんを初めとするサユリストには申し訳ないが、どこが良いのか理解できない)映画館には観に行かない。監督は撮る前から母親役は吉永さん、と決めていたそう。他に誰が適役か、と聞かれても答えに困るか。本来なら50代くらいで適役がいてもいいのに、今の50代で良き母と言われてもなー。大竹しのぶさんでもちょっと違うし。無難なのが吉永さんなのだろう。70歳になって、大学生の母親役が出来るのはある意味凄い。本来なら祖母役の年だもの。若さを保つ秘訣だけは吉永さんに学ばないとアカンなぁ。

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