遅ればせながら”告白”を読んだ。前半と後半で違いを感じ、面白かったけど最後はイマイチ。完璧な作品って感じで読み進んでいったのに途中から落ちた。大人が読むものじゃないな、と。舞台が中学校だったのでよけいにそう感じたのかも知れないが。最初の告白の場面は申し分ないのになぁ。もっともそれはこちらが感じただけのことで初めから大人の読みものじゃない、と思う人も多いかも。映画化され、それなりにヒットしたのは分からなくはない。コミックや映画の世界では楽しめそうな内容だもの。作者の湊さんのことを誤解していて、ツンと澄ました嫌らしい女と思っていた。で、そんな女が書いたものなんて読みたくない、と決め込んでいた。でも何かの雑誌に載っていた話からそうではないと知り、今回作品に触れてみた。”告白”は子供っぽかったが別作は違うかも知れない。近いうちに読んでみようか。