リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2010年8月19日 若松孝二監督・キャタピラー

2010-08-19 20:41:37 | Weblog
 凄い戦争映画を作ったものだと感心。そうは言っても実際に“キャタピラー”を鑑賞したわけではない。なのに偉そうに言いきってしまってごめんなさい。けれども、TV画面でPR的な場面を見ただけでもその凄さに圧倒させられた。そんな凡人が多いのではないか。74歳、ってその年にも驚かされたが若松監督ってなんてエネルギッシュなのでしょう。74歳で映画を作ろうとする気持ちの若さも凄い。反面、その年齢の人でないとこの映画は作れなかったとも言える。「イケ面ばかりが出て来る、かっこいい戦争映画はたくさん。そうではない本当の戦争映画を作りたかった」と語る監督の意気込みは半端ではない。しかも今回の映画は若い人にこそ見て欲しいとの願いから、高校生や大学生の鑑賞料は正規の料金からかなり値引いた。出来るなら若い人にはタダでも見て欲しいと語っていたそうで。こうした意気込みが報われないのが日本の現実。悲しいなぁと思いつつ何も出来ない自分も辛い。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする