先週末の夜、BSで1975年制作の東宝映画”新幹線大爆破”を見た。こう言っては何だけれど内容はくだらないもの(?)で子どもしかこんなのは見ないでしょ? って出来。しかし見とれてしまった。何だか分からんが面白かったのだ。子ども時代に見たウルトラマンの世界を思い出した様な気分で楽しんだ。しかも爆破犯人役はあの高倉健。これがまた妙にかっこいい。昔は暗~い印象のおっさんでしかなかったが今回、見直してみるとなかなか・・・・。大スター(?)の彼にこんな事を言っては失礼極まりないのでしょうが、やっぱり一般人とは違う。追いつめられたラストシーン。これまたありきたりでつまらない場面ではある。でも健さんが演じると違うのよ、これが。バ、バーンと打たれて倒れる姿が素晴らしかった。今時の若手人気俳優、小栗旬、水嶋ヒロ、瑛太、向井理、松田龍平あたりがやってもこれはさまにならないのでは? と思う。任侠映画のヤクザものと“幸せの黄色いハンカチ”の不幸な炭鉱夫役しか印象にない健さん。けど実際には別の面もたくさんお持ちなのかも、と思わされた一面だった。