スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

東京中日スポーツ賞クラウンカップ&部分的抽出

2014-04-17 19:20:22 | 地方競馬
 2着までに東京ダービーの優先出走権が与えられる昨晩の第17回クラウンカップ
                         
 先行馬が外枠に回ったので,どんな展開になるのか興味津々でしたが,ワットロンクンとビルスの2頭が並んで後続を引き連れるというレースに。その後ろもほとんど差はつかず,エイシンホクトセイ,サーモピレー,キョウエイアドニス,モデールノ,ジュリエットレター。向正面ではワタリキングオーも加わっていきました。前半の800mは50秒0でややハイペースといったところ。
 残り800mになったところで急激にペースアップし,ここからは消耗戦。逃げたワットロンクンはそれなりに頑張り,一旦は内のワタリキングオーに前に出られたサーモピレーが直線でこれに並び掛けるとワットロンクンは一杯。一時的にサーモピレーが抜け出したのですが,脚は止まっていて,前をカットされる形になったために今度は外に出されたワタリキングオーと後方から漸進し,直線はワタリキングオーのさらに外から追い込んだツルマルブルースの2頭が急追。3頭の競り合いをゴール前で制したのは真ん中のワタリキングオー。サーモピレーがクビ差の2着に粘り,さらにクビ差の3着にツルマルブルース。
 優勝したワタリキングオーは岩手デビューで6戦2勝。元旦が南関東での初出走で,前走4戦目で転入後の初勝利。そのレースがここと同条件で,かなり強い内容,その勢いで南関東重賞初制覇となりました。現状,トップクラスとの差は感じますが,ここにきて上昇しているのは間違いなく,さらに上積みがあるようなら,東京ダービーでの好走も期待できるかもしれません。父はキングヘイロー。叔父に2009年の浦和記念を勝ち,現在も北海道で現役のブルーラッド
 騎乗した大井の的場文男騎手は昨年のしらさぎ賞以来の南関東重賞制覇。第7回と14回を優勝していて3年ぶりのクラウンカップ3勝目。管理している川崎の佐々木仁調教師はクラウンカップ初勝利。

 第一部定理二八は,形相的と客観的を分けた場合,形相的真理について論述されているといえます。しかし原因と結果の秩序と連結は,第二部定理七により,形相的であれ客観的であれ同一です。そこでこの定理で論述されていることを,知性が十全に認識するための条件について考えると,第一部定理二八の意味が生じてくる理由が,さらに容易に理解できます。
 この定理の一部分だけを抽出すると,たとえば個物res singularisAの存在と作用の原因が,それとは別のres singularisBであるということになります。そして神がres singularisAの存在および作用の最近原因であるということを知性が十全に認識するためには,知性はres singularisBを,何らかの仕方で神と関連付ける必要があります。それをどのように関連付ければよいのかということがこの定理に示されています。実際には逆で,知性がres singularisBを,この定理で示されている仕方で神と関連付けるから,知性は神がres singularisAの存在と作用の最近原因であると認識することになるのですが,知性がそのようにres singularisBを認識しなければならない理由は,第一部定理一六ですでに示されているといえますから,このように説明しても大きな誤謬を生むわけではありません。神が万物の最近原因であるということは第一部定理一六から帰結するのであり,神がres singularisの最近原因であるということが具体的にはどういった事態であるのかが,第一部定理二八では示されているといえるでしょう。
 これはこの定理を部分的に抽出したときの結論です。いい換えれば「無限に進む」ということを,消極的意味として把握した場合の結論です。無限の一義性を,実体および属性と無限様態の双方から規定すると,これ以上の事柄をここから引き出すことが不可能になる,あるいはとても困難になるのです。でもそこにはある積極的な意味があると解することも本当は可能です。朝倉流はその意味を帰結させやすくなっているのです。

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