スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

香港&第二部定理七

2006-12-01 23:37:03 | 海外競馬
 年末恒例の香港の国際招待レース。今年は10日に行われます。日本からも7頭が参戦しますので紹介します。すべて芝のレース。
 メーンの香港カップは2000メートル。天皇賞3着のアドマイヤムーンとエリザベス女王杯3着(4位入線)のディアデラノビアが出走の予定。ここはフランスから凱旋門賞2着のPrideが出走する予定で,強敵になります。
 1600の香港マイルにはマイルチャンピオンシップ2着のダンスインザムード。ただしここは安田記念でも1・3着した地元のブリッシュラックとジョイフルウィナーが大きく立ち塞がりそうです。
 日本の馬が最も得意といえる2400メートルの香港ヴァーズには菊花賞を勝ったソングオブウインド(母系)と3着のアドマイヤメイン。ここにはジャパンカップを3着したイギリスのウィジャボードが立ちはだかります。
 そして今年から1200メートル(昨年までは1000メートル)になった香港スプリント。スプリンターズステークス2着のメイショウボーラーと,サマースプリントシリーズの覇者,シーイズトウショウですが,スプリンターズステークスを勝ったオーストラリアのテイクオーバーターゲットが相手では分が悪そうです。ということで,どのレースも強力外国勢に対して苦戦は免れそうもないのですが,日本の各馬の健闘を期待します。

 年末のグランプリに向けて最後の大一番、GⅠの全日本選抜競輪が明日から5日までの開催です。

 認識論的ないしは観念論的に書かれている第一部定義四を,実在論的に読み替えても問題はないということについてさらに補足します。
 もしもこれを『エチカ』に訴えるなら,それは第二部定理七が最も適当であると僕は考えています。この定理も表題としてはまだ紹介していませんので,ここで採り上げることにします。
 「観念の秩序および連結は物の秩序および連結と同一である」。
 いわれている内容についてはそうも難しいところはないと思います。また,この定理は,これだけでみれば思惟の属性と延長の属性の連結と秩序の同一性についてのみ表明されていますが,その後の備考を参照すると分かるように,思惟の属性つまり客観的な属性と,形相的な属性との間で一般的に妥当すると考えて構わないだろうと僕は考えます。さらにこの定理の証明は,単に第一部公理四に訴えるだけなので,あたかも認識論的な事柄のように思えます(これだけでいえばそう判断する方が妥当だと思います)が,後続する第二部定理七系の意味から併せて考え,ここでいわれている内容については実在的であると考えることにします。
コメント
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