昨晩の第16回レディスプレリュード。
サラーブとラビットランは発馬のタイミングが合わずに1馬身の不利。まずクレイジーアクセルが前に出てファッショニスタとミッシングリンクが追う形に。4番手のエイシンセラードと5番手まで巻き返したサラーブの5頭が一団に。2馬身差でマドラスチェックとプリンシアコメータとオルキスリアン。さらにアンデスクイーンとラビットランとなりこの5頭も一団。3馬身差でローレライ。2馬身差の最後尾がアルティマウェポンという隊列。最初の800mは49秒8のミドルペース。
3コーナーで前の3頭は雁行に。エイシンセラードとサラーブも離れずについていき,2馬身差でマドラスチェック,プリンシアコメータ,アンデスクイーンの3頭。直線に入るとミッシングリンク,エイシンセラードの2頭は脱落。クレイジーアクセル,ファッショニスタ,サラーブが競り合うところへ,サラーブの外からアンデスクイーンが進出。3頭の争いから抜け出たのはファッショニスタで,これとアンデスクイーンの優勝争いに。最後は外のアンデスクイーンが差し切って優勝。ファッショニスタがアタマ差の2着。4コーナーでもまだ後方の位置から大外を追い込んできたラビットランが3馬身半差で3着。クレイジーアクセルがクビ差の4着でサラーブがクビ差で5着。
優勝したアンデスクイーンはブリーダーズゴールドカップからの連勝で重賞2勝目。2着のファッショニスタは距離に不安があるとみて個人的には軽視していましたが,最後はその分の差が出たということではなかったかと思います。今年のJBCレディスクラシックは1400mという距離で行われることになっていますので,それだとファッショニスタの方を上位とみることができるのではないでしょうか。母の父はキングカメハメハ。6代母はレディチャッター。祖母の9つ上の半姉が1998年に福島記念を勝ったオーバーザウォール,2つ上の半兄が2006年に福島記念,2007年に七夕賞を勝ったサンバレンティン,ひとつ上の半兄が2005年に京都新聞杯,2007年に朝日チャレンジカップと京都大賞典を勝ったインティライミ。
騎乗した戸崎圭太騎手と管理している西園正都調教師はレディスプレリュード初勝利。
第二部定理四九備考の当該部分について,スピノザが第二部定理三五の参照を促しているのは,備考Scholiumでいわれている偽りfalsitasというのが,僕が虚偽と誤謬を区別した場合の誤謬errorを意味するからだと考えられます。よってこの部分を,真verumなるものを真として肯定する力potentiaは,誤謬を真として肯定する力より大きいという意味に僕は解します。
第二部定理三五の文章は,このこと自体は正しいことを示しています。なぜなら,誤謬というのが混乱した観念idea inadaequataが含む認識cognitioの欠乏にあるのだとしたら,その欠乏している分だけ力も欠乏していると解するべきだからです。逆にいえば,それが欠乏していないのであれば,それは真なるものを真として肯定するのと同じだけの力を有していることになるでしょう。僕は実際にそのように解するべきだと考えます。したがって,知性intellectusが事物を混乱して認識したとき,それが混乱した認識であるという認識が欠乏している場合,つまりこれがその知性が誤謬を犯している場合に該当しますが,この場合にはその知性の力,この点だけをみた場合のこの知性の力は,真なるものを真であると肯定する力よりも欠乏しているのです。すなわち同等の力ではありません。ですが,ある知性が事物を混乱して認識したとき,それが混乱した認識であるということを同時に知っている場合,これは知性は虚偽falsitasを認識しているけれども誤謬を犯してはいない場合ですが,この場合には欠乏している認識はないので,真なるものを真として肯定するのと同等の力を有していることになるのです。よってこの意味においては,十全な観念idea adaequataが含んでいる肯定も,混乱した観念が含んでいる肯定も,同等の力を有しているとみなければなりません。ですから備考のこの部分と,意志作用が思惟する力一般を超越することはないといっている同じ備考の別の部分は,矛盾なしに両立すると僕は考えるのです。
そしてこのような解釈は,『エチカ』のほかの部分との整合性も高いと僕は考えます。
第二部定理四三は,知性のうちに真の観念idea veraがあるならば,その知性はそれが真の観念であることを疑うことはできないといっています。よってこの場合は,認識の欠乏は起こりようがありません。
サラーブとラビットランは発馬のタイミングが合わずに1馬身の不利。まずクレイジーアクセルが前に出てファッショニスタとミッシングリンクが追う形に。4番手のエイシンセラードと5番手まで巻き返したサラーブの5頭が一団に。2馬身差でマドラスチェックとプリンシアコメータとオルキスリアン。さらにアンデスクイーンとラビットランとなりこの5頭も一団。3馬身差でローレライ。2馬身差の最後尾がアルティマウェポンという隊列。最初の800mは49秒8のミドルペース。
3コーナーで前の3頭は雁行に。エイシンセラードとサラーブも離れずについていき,2馬身差でマドラスチェック,プリンシアコメータ,アンデスクイーンの3頭。直線に入るとミッシングリンク,エイシンセラードの2頭は脱落。クレイジーアクセル,ファッショニスタ,サラーブが競り合うところへ,サラーブの外からアンデスクイーンが進出。3頭の争いから抜け出たのはファッショニスタで,これとアンデスクイーンの優勝争いに。最後は外のアンデスクイーンが差し切って優勝。ファッショニスタがアタマ差の2着。4コーナーでもまだ後方の位置から大外を追い込んできたラビットランが3馬身半差で3着。クレイジーアクセルがクビ差の4着でサラーブがクビ差で5着。
優勝したアンデスクイーンはブリーダーズゴールドカップからの連勝で重賞2勝目。2着のファッショニスタは距離に不安があるとみて個人的には軽視していましたが,最後はその分の差が出たということではなかったかと思います。今年のJBCレディスクラシックは1400mという距離で行われることになっていますので,それだとファッショニスタの方を上位とみることができるのではないでしょうか。母の父はキングカメハメハ。6代母はレディチャッター。祖母の9つ上の半姉が1998年に福島記念を勝ったオーバーザウォール,2つ上の半兄が2006年に福島記念,2007年に七夕賞を勝ったサンバレンティン,ひとつ上の半兄が2005年に京都新聞杯,2007年に朝日チャレンジカップと京都大賞典を勝ったインティライミ。
騎乗した戸崎圭太騎手と管理している西園正都調教師はレディスプレリュード初勝利。
第二部定理四九備考の当該部分について,スピノザが第二部定理三五の参照を促しているのは,備考Scholiumでいわれている偽りfalsitasというのが,僕が虚偽と誤謬を区別した場合の誤謬errorを意味するからだと考えられます。よってこの部分を,真verumなるものを真として肯定する力potentiaは,誤謬を真として肯定する力より大きいという意味に僕は解します。
第二部定理三五の文章は,このこと自体は正しいことを示しています。なぜなら,誤謬というのが混乱した観念idea inadaequataが含む認識cognitioの欠乏にあるのだとしたら,その欠乏している分だけ力も欠乏していると解するべきだからです。逆にいえば,それが欠乏していないのであれば,それは真なるものを真として肯定するのと同じだけの力を有していることになるでしょう。僕は実際にそのように解するべきだと考えます。したがって,知性intellectusが事物を混乱して認識したとき,それが混乱した認識であるという認識が欠乏している場合,つまりこれがその知性が誤謬を犯している場合に該当しますが,この場合にはその知性の力,この点だけをみた場合のこの知性の力は,真なるものを真であると肯定する力よりも欠乏しているのです。すなわち同等の力ではありません。ですが,ある知性が事物を混乱して認識したとき,それが混乱した認識であるということを同時に知っている場合,これは知性は虚偽falsitasを認識しているけれども誤謬を犯してはいない場合ですが,この場合には欠乏している認識はないので,真なるものを真として肯定するのと同等の力を有していることになるのです。よってこの意味においては,十全な観念idea adaequataが含んでいる肯定も,混乱した観念が含んでいる肯定も,同等の力を有しているとみなければなりません。ですから備考のこの部分と,意志作用が思惟する力一般を超越することはないといっている同じ備考の別の部分は,矛盾なしに両立すると僕は考えるのです。
そしてこのような解釈は,『エチカ』のほかの部分との整合性も高いと僕は考えます。
第二部定理四三は,知性のうちに真の観念idea veraがあるならば,その知性はそれが真の観念であることを疑うことはできないといっています。よってこの場合は,認識の欠乏は起こりようがありません。