スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

リコー杯女流王座戦&点滴

2018-10-31 18:59:00 | 将棋
 23日に長良川温泉で指された第8期女流王座戦五番勝負第一局。対戦成績は里見香奈女流王座が24勝,清水市代女流六段が不戦勝の1勝を含む14勝。
 岐阜県副知事による振駒で清水六段の先手になり里見王座のごきげん中飛車。⑤①-Bの順に進みました。途中は振飛車側が居飛車の大駒の押さえ込みを目指すという珍しい展開に。そういう将棋ですから必然的に手数は長くなりましたが,100手目過ぎまでずっといい勝負で続いていたのではないかと思います。
                                     
 6八で後手の龍と先手の飛車が交換になったところ。この取引だけなら後手が少し損をしたようにみえますが,そのために先手は4八に使い道が薄そうな銀を打っていますから,差し引き五分とみていいでしょう。
 飛車を入手した先手には8三で清算して☗8五飛の王手馬取りと単に☗4一飛と打つふたつの狙いがあります。後手は両方を阻止するために☖4一香と打ちました。
 先手は☗6二歩☖同金寄で後手玉の逃げ道を塞ぎました。そうしてから☗3一飛と打ち後手は☖5一金打と受けました。
 ここで☗5五歩と突いて馬の利きを通し,後手玉頭への殺到を狙いにすれば迫力のある攻めが続きました。ですが☗5七銀右と上がったために☖3六馬とされました。
 先手はそこで☗5五歩と突きましたが今度は☖4七香成の馬取りで受かりました。
                                     
 第2図になると先手の攻めが切れ模様で後手が優勢になっています。☗5七銀右にどういう狙いがあったか分かりませんが,☖4七香成とされてはいけなかったので,実戦の☗5五歩の局面では無理でも☗4一飛成☖同金と切ってしまい☗8五香打で玉頭狙いに徹するほかなかったようです。
 里見王座が先勝。第二局は来月8日です。

 伯母はこの間に1階の食堂で昼食を摂っていました。伯母が昼食を終えて戻ったところで,今度は僕が食堂へ行き,昼食としました。僕が昼食を摂ったのが12時15分です。食べ終えて緩和病棟の病室に戻ったところで,伯母は一足先に帰宅しました。
 この後,点滴の装着が行われました。これは鎮痛剤です。このときに貼ってあったフェンタニルパッチは剥がし,これ以降はこのパッチを使用することはありませんでした。
 装着が終ると病棟の管理栄養士が現れ,母と食事の相談をしました。これはたとえばご飯がいいかお粥がいいか,またお粥がいいなら五分粥がいいのか全粥がいいのかといったような話です。病棟ですから個別に食事を用意するということはできませんが,わりと選択肢が多くなっているのは特徴のひとつだったと思います。また,終末病棟なので患者の希望がなるべく通るようになっていますから,母が食べたかったり飲みたかったりするものを僕たちが差し入れするというのは自由でした。この段階では母は量は少ないとはいえ,ものを食べるということはできました。
 この後で再び医師が往診に来て,超音波を用いた腹部の検査を行いました。腹の張りはあったのですが,腹水が溜っているわけではないとのことでした。
 これでこの日に行う検査はすべて終了し,また結果も判明しましたので,僕も帰宅しました。僕が家に着いたのは午後4時10分でした。
 7月19日,木曜日。伯母が午前中に母を見舞いに行きましたので,僕は午後からにしました。僕が見舞っている間に,Kさんも見舞いに来てくれました。前日に,入院したということをだれに伝えておけばよいかということを母に確認したところ,Kさんがその中に入っていましたので,前夜のうちに電話を入れておいたのです。
 7月14日に具体的な裁判の裁判員の候補になったので,選定のために横浜裁判所へ来るようにという要請の手紙が届いていました。それに対して詳しい事情を記した返事を出したという主旨のことをいいましたが,実際に返信を送ったのはこの日のことでした。
 7月20日,金曜日。この日は僕が早めに見舞いに行きました。
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