スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

霧島酒造杯女流王将戦&余命

2018-10-19 19:11:09 | 将棋
 13日に霧島ファクトリーガーデンで指された第40期女流王将戦三番勝負第一局。女流公式戦での対戦成績は里見香奈女流王将が12勝,加藤桃子奨励会初段が6勝。
 振駒で加藤初段の先手になり里見王将のいきなり三間飛車。角交換から互いに角を打ち合った後で飛車交換。さらに打ち合った角も交換という進展。先手が対応しなければならない展開で,実戦的には後手が指しやすいという局面が長かったのではないかと思います。
                                     
 交換した飛車を先手が打った局面。このような手が必要とされていること自体,後手の方に指しやすさがあると僕には思えます。
 後手は☖2五歩☗同飛とずらしてから☖2三歩と受けました。そこで先手は☗7七桂と跳ねたのですが,これはこの一局における先手の数少ないミスのひとつだったと思われます。
 後手から☖5五歩と取り込んでくるのはおそらく先手の読み筋で,☗2四歩と合わせました。後手は☖3三桂☗2六飛としてから☖2四歩と取りました。そこで☗同飛☖2三歩に☗7四飛と回るのが先手の狙い。ここから7六に飛車を引いて7四に歩を打てば先手がよくなります。このために桂馬を跳ねておいたのでしょう。ですが後手の☖2六飛がその狙いを打ち砕く好手でした。
                                     
 これは飛車が引けなくなっている上に逆に☖7六歩と桂馬を狙われる筋が発生しています。先手は☗4六角と打ってそれを阻止したものの☖2九飛成で後手が桂得で龍を作りました。
 ☗5五角☖5三銀☗3四飛に☖6四銀で遊んでいた銀が働き☗3三飛成☖同金☗7四桂☖9二王☗3三角成と進みました。
                                     
 第3図は後手玉が9三にきたとき☗6六馬の王手に☖7五歩と受ける手があるので後手には余裕があります。☖8九角以下鮮やかに寄せ切って先手の勝ちとなりました。
 里見王将が先勝。第二局は今日の対局でした。

 母はこの日の夜もひとりで入浴しました。暑い時期でしたから,入浴すると身体的にも気分的にも爽快になることができたようです。
 6月26日,火曜日。午前10時半に訪問医の診察がありました。母は,あとどれくらいで入院するべきかを尋ねたのですが,訪問医からははっきりとした返事はありませんでした。それはおそらく,まだこの段階では母の余命がどれくらいであるのかということが,医師にとっても判別することができなかったからだと思います。少なくとも自分の力でものを食べることができている間は,心配することはないという話があって,この時点での母は僕が作ったものを食べていたのですから,入院することについて考えるのは時期尚早であるように僕には思えました。
 この日も処方箋が出ました。医師は11時には帰った,というか別の患者の往診に向いましたので,午前中に薬局に行きました。
 この日に処方されたのはフェンタニルパッチとフロセミド,そしてフロセミドと同じ利尿剤のスピロノラクトンでした。フロセミドは朝食後に服用するものでしたが,スピロノラクトンは朝食後と夕食後に服用するものです。母が最初に利尿剤を処方されたのは4月20日にみなと赤十字病院の消化器内科に通院したときですが,そのときに処方されたのがこの二種類でした。
 ただこの日はフェンタニルパッチが1枚だけ足りませんでした。ですからこれらの薬剤はすべて,翌日にまとめて受け取ることにして,代金だけ支払いました。またその後,I歯科に寄って歯科検診の予約を入れておきました。母の状態からして,受けることができそうだと判断したからです。
 午後1時半には訪問看護がありました。この日は初見の看護師がひとりで来訪しました。いつもの検査だけでなく,この日は聴診器を用いた診察も行われました。それらの診察が終わった後で入浴の介助で終了です。
 6月27日,水曜日。前日に予約を入れておいた歯科検診でした。予約は11時半。この日もクリーニングをしただけだったのですが,前回の診察以降,歯間ブラシを使うと左下の歯茎から出血がみられましたので,チェックを要請しました。
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