スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

霧島酒造杯女流王将戦&乗車

2018-10-27 19:13:38 | 将棋
 19日に指された第40期女流王将戦三番勝負第二局。
 里見香奈女流王将の先手で駆け引きのある序盤でしたが,先手のノーマル三間飛車の形に落ち着きました。後手の加藤桃子奨励会初段から仕掛けたところで先手が大胆な捌きに出て,分かれは飛車香交換で後手の駒得。ただし先手は馬を作り,飛車を取る過程で後手は2枚の銀が遊び駒となったため,均衡はとれていました。その後,後手が受けなければならないところで攻め合いに出たため,一時的に先手が勝勢に近いところまでいったのですが,明快な決め手を逃してしまったために形勢混沌。盛り返した後手が千日手でも構わないという対応に出たのを先手から無理に打開したため,逆転してしまいました。
                                     
 先手が飛車を打った局面。ここは後手が優勢で,たぶん☖4七金と露骨に打ち込んでいくのがよかったのではないかと思います。しかし実戦は☖4七歩成と成り捨てました。
 ☗同銀は絶対手。ここでの継続手は☖5七角引成で,実戦の指し手もそれだったのですが,おそらくこれが敗着。成り捨ててしまったのなら☖4六金と打っていくのがよかったでしょう。
 先手は☗5八金打と受けました。こういう場合は☖5六歩と突けなければいけないと思うのですが,角を渡してしまうと後手玉が危険になります。なので☖3五桂☗同歩☖同馬という手順で馬を助けたのですが,この応酬は後手は馬を作っただけで拠点の歩を失った上に桂馬をただで渡し,先手は金を打って玉が固くなったのですから先手が大きく得をしました。しかも☗7四飛成が成立。
                                     
 これが銀を取っただけでなく攻防の駒になっている角取りでは大勢が決しました。後手は☖4六歩から飛車を切って攻めましたが続かず,先手が勝っています。
 連勝で里見王将が防衛。第32期,33期,34期,37期,38期,39期に続く四連覇で通算7期目の女流王将です。

 何度も電話しましたが繋がりません。仕方がないので僕が外に出て,走行中のタクシーを捕まえることにしました。
 僕の家の前には駐車場があり,母が運転していた頃は自家用車を駐車していました。その自動車は叔父が福江島に運転していきました。これは軽自動車だったのですが,家の前の路地が狭く,普通車でも入れないことはないですが,軽の方が楽であったからです。この路地の出口は細い道になっていて,ここは普通車も余裕で走行できますが,すれ違うことはできないような細い道です。ですからそこを空車のタクシーが走るということはあり得ません。この細い道の片側の入口に面した道路まで出れば,タクシーが来ます。いつもはこの道を,やや根岸駅より,というのはみなと赤十字病院寄りといっても同じですが,そちらの方向に進み,交差点の信号のところでタクシーを待っていました。ですがこの日は僕はそれとは逆方向に向いました。というのも,家の前の路地はともかく,路地の出口になっている細い道のところまではタクシーに乗り入れてほしいと思ったからで,その場合にはそちらの方向から左折して入ってくる方がよかったからです。
 なのでそちらの方向に歩いていったのですが,3分くらいで僕のいる方に向ってくる空車のタクシーをうまいことみつけることができました。タクシーを停めて乗車し,運転手に事情を話して,目的のところまで来てもらいました。母はまだ家にいましたので一旦は降車して家に向い,母を呼びました。伯母も一緒でしたから,伯母が介助しながら母をタクシーに乗せ,みなと赤十字病院へと向いました。
 事前に言われていたのは,正面玄関ではなく,緩和病棟の入口までタクシーで来るようにということでした。父が緩和病棟に入院していた頃,僕は見舞いに行くときは正面玄関,というのはたとえば通院のときに使う入口ですが,そこから入って建物の2階に行き,緩和病棟に入棟していました。なのでこの入口がどこにあるのかは知りませんでした。もし分からないのなら正面玄関から入ってもよいとは言われていたのですが,専用の入口からなら車椅子を持って迎えに来てくれるとのことでした。
コメント
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