スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

パロクサイド&水嚢

2012-05-17 18:42:58 | 血統
 クイーンエリザベスⅡ世カップを優勝したルーラーシップの母がエアグルーヴ。この母仔の輸入基礎繁殖牝馬は1959年にイギリスで産まれたパロクサイドです。Peroxideは過酸化物。ファミリーナンバー8-f
                         
 アメリカで2頭の産駒を産んだ後に輸入。いくつかの分枝が現存していますが,最も繁栄しているのはシャダイフェザーの分枝で,この産駒のダイナカールは1993年のオークス馬。エアグルーヴはダイナカールの産駒なので,オークスは母仔制覇だったのです。エアグルーヴの姉にはカーリーエンジェルという馬がいて,その産駒に重賞2勝のエガオヲミセテと2006年の高松宮記念を勝ったオレハマッテルゼ。さらにカーリエンジェルの孫には重賞1勝のウォータクティクスがいて,カーリーエンジェルの妹,エアグルーヴの姉のセシルカットの孫に現3歳で重賞2勝,日曜のオークスに出走予定のアイムユアーズ。エアグルーヴ産駒にアドマイヤグルーヴ,フォゲッタブル,ルーラーシップですから,この分枝は現在でもかなりの活力を維持していて,さらに広がっていくことになるでしょう。
 シャダイフェザーの妹にヨドセローナがいて,こちらの分枝もそれなりに広がっています。2002年にマイルチャンピオンシップを勝ったトウカイポイントは,ヨドセローナの曾孫。したがってパロクサイドを祖とする大レースの勝ち馬は,ルーラーシップで6頭目ということになります。

 それから2週間ほどが経過して1月17日の火曜日。この日はの磯子中央病院の内科の診察日でした。内科の場合は診察が午後で,火曜日は妹を作業所まで送っていかなければならない日ですが,それは問題ありません。この日は予約時間がきちんと設定されていまして午後2時。いつもより詳しい検査を実施するとのことで,昼食を抜いてくるように指示されていました。
 その検査の結果が出るまでに多少の時間を要したそうです。一般的にいえば,検査結果が出るのに普段よりも多くの時間が掛かるというのは,病院がよほど混雑している場合か,そうでなければ検査で何らかの異常が発見された場合です。この日の母の場合は後者。検査でレントゲン撮影を行ったのか,MRIだったのか,あるいはCTだったのかは僕には分からないのですが,肝臓に水嚢と呼ばれる水の溜まった袋のようなものがあるのが発見されたとのことです。ただし,これはただこうしたものが発見されたというだけのことであって,それが何か重大な問題であるというわけではなかったらしく,とくに何か治療を施さなければならないという性質のものではないとのこと。ということで,そうしたものがあるということが分かっただけで,そのまま放置するということになったそうです。
 一方,血液検査の方ですが,GOTはこの日も標準値よりも高い数値が示されていました。ただ,それ以前と比べてみた場合には改善されていましたので,こちらも特段の処置はされませんでした。肝機能の問題は,母が処方されていた血圧降下剤と関係していたのではないかと思われていたわけですが,この時点では降圧剤の中止という処置が継続されていたわけです。つまりこれ以上,肝機能が悪化すると考えられる要素はありませんでしたし,また,異常であるとはいっても,数値だけでみてみれば改善傾向にあったわけですので,この処置は妥当なものであったのではないかと思います。
 こういった事情から帰宅はいつもよりは遅くなり,おそらく午後4時を回っていたのではないかと思います。ただ,この日は当初から夕食を作る予定であったようで,母が作ったものを食べています。
コメント
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