スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ドバイ展望&無責任

2007-03-31 21:08:13 | 海外競馬
 いろいろあってずっと紹介できずにいましたが,日本時間今夜から明日未明にかけ,UAEのドバイでサラブレッドの国際レースが行われます。現地は快晴。レースの6時間前から観客も入っているようです。日本馬を中心に展望します。レース順にゴドルフィンマイルGⅡ(ダート1600)。基本的にサポートレースですので,超一流という馬が参戦するレースではありません。日本のフサイチリシャールは,ダートは未勝利ですが,2歳時に芝1600でGⅠ勝ち。昨年の暮れもGⅡを勝っているように能力が落ちてはいませんので,レースの性格上,勝つシーンがあってもおかしくはないと思います。UAEダービーGⅡ(ダート1800)。ここには日本からビクトリーテツニーが参戦しますが,当地での前哨戦が離されての2着の上,相手もさらに強化されますので,苦戦しそうです。ドバイゴールデンシャヒーンGⅠ(ダート1200)。ここにはアグネスジェダイとシーキングザベストの2頭。前者は当地の前哨戦が5着。後者も前者に比べて格段に強いとは思えませんので,ここも難しいのではないかと思います。ドバイシーマクラシックGⅠ(芝2400)。昨年はメルボルンカップ,有馬記念と2着が続いたポップロック。これは大いに勝機ありでしょう。強敵は共にイギリスのRed RocksとSir Percy,香港のVengeance of Rainあたりです。ドバイデューティフリーGⅠ(芝1777)。ここにはアドマイヤムーンとダイワメジャーの2頭。アドマイヤムーンは暮れに香港でPride相手に小差の2着。JRA賞最優秀短距離馬のダイワメジャーは天皇賞でそのアドマイヤムーン相手に完勝ですから両馬とも有力。このレースが日本の馬の勝つ可能性が最も高いと思います。メーンはドバイワールドカップGⅠ(ダート2000)。ここには今年になって川崎記念を勝ったヴァーミリアンが出ますが,アメリカのInvasorとPremium Tap,ドバイのDiscreet Catは相当に強そうですから勝つというのは困難ではないでしょうか。動画がアップされていれば結果についても明日,記事にします。

 この観点からスピノザ哲学における責任という概念について考える場合には,たとえば法というのがそうであるように,責任という概念が,個人の精神のうちで,共に共同体を構成する他者の自然権と対立する(結果的にそれが共同体の維持を困難にさせると考えられる上で)行為へとその個人を向かわせるような感情に対して,相反する感情を生じさせるようなものでなければならないということになります。このことからして,責任という概念は,好んで人間がそれを負いたがるようなものであってはならないということになるでしょう。もしそうであれば,それがほかのある感情に対して,相反する感情であるということが難しくなるからです。ということは,この場合には責任というものは,それがあるから人間がある行い(つまり責任を果たすといわれ得るようなこと)をなすような概念ではなくて,むしろそれを負うことがいやであるから,いい換えれば,あることをなした後に,そのことに対して責任を負わなければならないのがいやであるから,そのことをなさないというような概念であることになります。つまり,人間というのは元来が無責任(この観点から責任という概念を考える場合に)なものであるということがこの前提となっているといえるのではないかと思います。
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