スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

グローバルハードコア&自然権の拡大

2007-03-24 20:43:42 | NOAH
 白のGHCの新チャンピオンになった志賀選手はその後,川畑選手,太田選手,神風選手を相手に防衛。このうち初防衛戦で敗れた川畑選手はルール(何でもありなので)によってパンチパーマになったのですが,これを機に意気投合。志賀選手はベルトを川畑選手とのチームで獲得したいという意向で,タイトルを返上。改めてタッグの選手権として前シリーズに4チームが参加してのトーナメントが行われました。決勝(といっても一回戦が準決勝ですが)に進出したのは志賀選手と川畑選手のチームと,潮崎選手と谷口選手のチーム。先月の17日に有明で行われたこの試合は,若くキャリアの浅いふたりに志賀選手が捕まって苦戦したのですが,最後は谷口選手に川畑選手がなんとムーンサルトプレス(川畑選手のこの技は僕は初めて見ました)を決めて3カウントを奪取。目論見通りにこのチームで戴冠ということになりました。川畑選手はNOAH旗上げ時の全日本プロレスからの移籍組ではなく,途中からNOAH所属になったレスラーですが,NOAH参戦後だけでなく,レスラー生活でも初のベルト獲得だったようです。流れの中でややスムーズさを欠くようなところがあって,それが改善されればトップとはさすがにいかないでしょうが,もう少し上のランクまではいけるのではないかと思っています。タッグの選手権になったのですからベルトも当然2本と思いきや1本のまま。そのうちまたシングルのタイトルになるのかもしれません。
 明日は高松宮記念。この路線はレベルが高くないので難しいです。僕の狙いはシーイズトウショウ◎。プリサイスマシーン○とスズカフェニックス▲が相手で,スリーアベニュー△も。
 日本選手権競輪は決勝。平原-兵頭-稲村の関東と村上-加藤の近畿中部に小野-小倉の西国が続く2分戦。有坂は西を追走し,渡辺は位置を決めずに。すんなりなら加藤選手◎と村上選手○で考え,平原選手▲を絡めたいです。一発なら渡辺選手△でしょうか。

 人間は,ひとりの場合よりもふたりで協力する場合の方がより多くのことをなすことが(なし得ることが)できます。これはそれ自体で明らかだと思います。そこでさらに多くの人数が協力することによって,さらにより多くのことをなすことができるわけです。こうしたことを主眼として形成される集団が共同体であるというのがスピノザの考え方だと僕は思います。なお,ここで共同体というのは,厳密に社会学的な意味(社会と対立するような意味)ではなく,社会とか国家なども含む広い意味での共同体です。したがって,実際にそのような状態というのがあるのかどうかということは別にして,もしも人間がばらばらに各々が孤独のうちにあるような状態というのを人間の自然状態と仮定し,この自然状態のうちにある人間と,共同体のうちにある人間とを比較するならば,共同体のうちにある人間の方が自然状態のうちにある人間よりもずっと多くのことをなし得るわけですから,スピノザの自然権の考え方からして,人間は自然状態にあるより共同体のうちにある方が,より強大な自然権を有しているということになるのです。逆にいうとこれは,共同体というのは個人の自然権の拡大に寄与するために形成されるということですから,その機能を果たさないような共同体は存在する意味がないということになりますが,これについては政治学や国家論の課題ですのでここでは割愛します。
コメント (2)
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