初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

移動平均線で株価の傾向をみる

2012-04-20 09:38:54 | 株・いろいろ
 昨日説明した移動平均線のうち、

 6日、25日移動平均線を比較的短期の動向を見る「短期線」

 75日、100日移動平均線を中期的な傾向を見る「中期線」

 それ以上の移動平均線を長期トレンドをみる「長期線」

 と呼ばれています。

 移動平均線が上向きであるか、下向きであるか、

 で相場の先行き(上げ相場、下げ相場)をあるていど予想できますし、

 期間の異なる移動平均線を比べてみたり、

 日々線の位置と比べたりして、

 将来の株価を予想します。

 代表的な見方についてはまた。

移動平均線とは

2012-04-19 09:44:24 | 株・いろいろ
 移動平均線とは、

 「一定期間の株価の平均値を計算」して、グラフ化したものです。

 一定期間とは、6日、25日、75日、100日、150日、200日、あるいは

 13週、26週などあって、タイミングによって使い分けます。

 計算の仕方は、6日移動平均線を例にとれば:

 ある日・1日としますと、1日から6日までの株価の平均を計算します。

 翌日には、2日から7日までの6日間の株価平均、

 次の日は、3日から8日までの6日間の株価平均

 と1日ずつ移動しながら6日間の株価平均を計算していき、

 これを並べてグラフ化します。

 この場合、営業日ベースで計算し休日はいれません。

 25日、75日等々、すべて同様の計算をし並べていきます。

 このように短期から長期までの移動平均を計算していきますが、

 その見方はまた。

移動平均線を見る

2012-04-18 07:32:43 | 健康
 相場が下げてきたとき、どこまで下げるかが気になります。

 そんなとき、よく登場するのが移動平均線です。

 最近では、「75日移動平均線を割るかどうか」ということが聞かれます。

 そこで移動平均線とはなにか、その持つ意味は、などを見ていきます。

 因みに、昨日現在の日経平均株価の75日移動平均線は9332.36円です。

 日々線(昨日の終値)は9464.71円ですから、

 まだ日々線の方が上にいます。

 したがって、75日移動平均線が下値抵抗線である、といえるのです。

 明日以降、移動平均線について書くことにします。

増えている投資トラブルの相談

2012-04-17 10:09:53 | 株・いろいろ
 なにかの集まりで、投資の話がでると“損をした”ことばかり、です。

 株も、債券(特に外国の債券)も、為替も、・・・なにもかも、

 何にしていても損をしていますが、

 消費生活センターに寄せられる投資信託絡みの相談も、過去最高?のようです。

 (昨年は約2000件くらいあったようです。)

 商品を販売する立場?でも、相談窓口が設置されています。例えば:

 「全国銀行協会相談室」 とか、

 証券業協会の「証券・金融商品あっせん相談センター」など。

 ただ、このようなところに相談に行く人は、

 “よほどのこと”があったからで?ほんの・ほんの一部の人でしょう。

 ほとんどの人は“損をした”ままで放置しています。

 私は、証券学習協会の講座で長年お話ししてきていますが、

 とても難しい問題です。

円は安全資産、元は?

2012-04-16 13:14:24 | 株・いろいろ
 中国の人民元が今日から変動幅を拡大しましたね。

 人民元は、2007年5月から対ドル変動幅を

 基準値に対し0.3%から0.5%に拡大ししてきました。

 中国経済が強くなってきたにも拘わらず、いつまでも安い水準においていては、

 国際的な批判が強くなったからです。

 しかし今でも、アメリカからはさらなる圧力がかかっているのです。それは、

 人民元安 → 中国の対米輸出増 → 米国の雇用に影響 というわけです。

 一方、中国も最近は輸出の鈍化から貿易黒字も減少傾向にあり、

 この辺で人民元を自由化する方向にしてもいいのではないか、ということになったようで、

 今日から変動幅を上下1%に広げたのです。

 午前中の人民元は反落していたようですが・・・・

 それにしても、円は今日も買われていますね。

 やはり、安全資産としての動きのようです。

 

 

信用取引の動向

2012-04-13 07:19:49 | 株・いろいろ
 信用取引は個人投資家動向をみるのに参考となります。

 信用取引の買いが増えていくときは相場を「強い」とみていることですし、

 売りが増えていくときは、先行き「弱い」とみていることですね。

 (逆の場合も同様の見方ができます。)

 最近の動きをみますと、

 2月17日の買い残高は、1兆1548億99百万円でしたが、その後毎週増え続け、

 先週金曜日(4月6日)現在では、1兆4569億66百万円になっています。また、

 売り残高は、2月24日に、7185億4千万円ありましたが、

 先週金曜日(4月6日)現在では、5955億81百万円まで減少しています。

 この間(先週だけ下げましたが)株価が上昇したことをみますと、

 個人投資家のスタンスは正解でした?

下げ止まったかナ?

2012-04-12 09:26:31 | 株・いろいろ
 株式相場は、4月2日から

 アメリカ 5営業日連続下げ 13264.49ドル → 12715.93ドル

 日本 7営業日連続下げ 10109.87円 → 9458.74円

 昨日、アメリカはじめヨーロッパの株は全部上げました。

 背景は、“スペイン、イタリアの国債利回りが上げ(債券の売り)一服”を好感したものです。

 ただ、日本では(昨日も書きましたように)、

 安全資産としての“円買い”がどこまで続くか、がポイント。

 日銀が「追加緩和を見送った」ことが問題だとする見方も強いようで、

 日銀の聖域である金融政策に、民主党が圧力を加えている由。

 それと、それと、目先の大問題?

 “北朝鮮のミサイル”問題。

 これだけは、だれも、どうも、読めません。

欧州財政不安が再再燃

2012-04-11 07:22:05 | 株・いろいろ
 またまた、いやな動きになってきました。

 昨日の日本株式は“日銀の政策に期待外れ”相場でした。

 午前中は、“期待”した動きでしたが、

 “緩和見送り”がわかると急速にしぼみ、

 結局わずかではありますが下げ相場となり、6日連続の下げとなりました。

 さらに、そのあとのアメリカでは、

 欧州の債務不安 → 世界景気の減速懸念

 で、ニューヨーク・ダウ平均は213.66ドルと、今年最大の下げ、

 ナスダックも55.86ポイントの下げで、3000ポイント割れとなりました。

 こうなると、以前の動きに戻り?“円高・株安”なんですね。

 早めの解決を望みます。

金融政策決定会合が底止め?

2012-04-10 09:39:50 | 株・いろいろ
 今日の金融政策決定会合は重要な、ターニングポイントになりそうです。

 金融政策決定会合は、日銀の政策委員が金融政策を中心に討議を行います。

 討議の結果は、政策の変更の有無にかかわらず、

 会合終了後ただちに公表されます。

 今日の会合でいちばんのポイントは、追加緩和策にふみきるかどうかです。

 その場合は、「国債などを買い入れる基金の上限(65兆円)を増額する」ことです。

 為替も、株式も、一気に(ドル安、株高)動いた後、

 一気に反落(ドル高、株安)していますが、

 ここで、いったんストップできるのは?

 今日の金融政策決定会合に負うところ大です。