初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

逆ウォッチ曲線

2012-04-28 09:15:54 | 株・いろいろ
 中長期で株式投資をする人でも、買うタイミングは大事です。

 効率よく、上げ始めるときに買いたいですね。

 (売るときも、下げる前に売りたいですね。)さて:

 株価は、値上がりするときには「先行して出来高が増え」

 値下がりするときには「先行して出来高が細る」ことがよくあります。

 この関係をグラフに描いて株価を予測する手法に逆ウォッチ曲線があります。

 グラフは、縦軸に株価、横軸に出来高(株数)をとります。

 そして、時系列で株価と出来高(株数)で決まる点を結んでいくのです。

 ①株価が横ばいでも出来高が増えていくと、グラフは横に伸びていきますね。

 ②その後、出来高も増加しながら株価が上げ始めたとき:「買いシグナル」です

 ③出来高の増加傾向は止まっても株価は上げ続け、

 ④依然株価は上げるのですが、出来高は減ってきます。「買いは見送り」

 ⑤株価は横ばいになり、出来高減少が続いたとき:「要警戒」

 ⑥株価は下げ、出来高は減り続けます。「売りシグナル」

 ⑦株価は下げ続けますが、出来高減少は止まりほぼ同じ水準に。

 ⑧さらに株価は下げますが、出来高は増え始めます。「もう売ってはダメ?」

 そして①に戻ります。こんなきれいにはなりませんが、

 この流れは、時計の針の逆回りになるので、「逆ウォッチ曲線」というのです。