漱石と一葉がともに明治の文学者であり、二人とも新しいお札に載ったのはいうまでもない類似点ですが、あまり話題にならない類似点がまだあるんです。
二人とも株式投資と関係があるんです。
一葉は貧しい家計の援けに、株を買って儲けようとおじさんに借金を申し入れたようですね。
漱石のほうは、「吾輩は猫である」の中で株のことを書いています。最初のくだりは、久しぶりに東京にでてきた旧友の鈴木君とのやりととり:
鈴木君「・・なんぼ田舎物だって・・これでも街鉄※を六十株持っているよ」
主人「そりゃ馬鹿にできないな。僕は八百八十八株半持っていたが、惜しい事に大方虫が喰ってしまって、いまじゃ半株ばかりしかない。・・・」
鈴木君「・・ああいう株は持っていて損はないよ、年々高くなるばかりだから」
主人「そうだ仮令半株だって千年も持っているうちにゃ倉が三っ位建つからな。・・」
次のくだりはまたの機会に紹介します。これは小説の話ではありますが、実際に漱石は株をやっていたのです。
残念ながら私は詳しい資料を持っていません。どなたか、資料持っている人いませんか。
※東京市街鉄道株式会社の略の由
二人とも株式投資と関係があるんです。
一葉は貧しい家計の援けに、株を買って儲けようとおじさんに借金を申し入れたようですね。
漱石のほうは、「吾輩は猫である」の中で株のことを書いています。最初のくだりは、久しぶりに東京にでてきた旧友の鈴木君とのやりととり:
鈴木君「・・なんぼ田舎物だって・・これでも街鉄※を六十株持っているよ」
主人「そりゃ馬鹿にできないな。僕は八百八十八株半持っていたが、惜しい事に大方虫が喰ってしまって、いまじゃ半株ばかりしかない。・・・」
鈴木君「・・ああいう株は持っていて損はないよ、年々高くなるばかりだから」
主人「そうだ仮令半株だって千年も持っているうちにゃ倉が三っ位建つからな。・・」
次のくだりはまたの機会に紹介します。これは小説の話ではありますが、実際に漱石は株をやっていたのです。
残念ながら私は詳しい資料を持っていません。どなたか、資料持っている人いませんか。
※東京市街鉄道株式会社の略の由
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます