ところで、PBRの計算に使用している1株あたり純資産は、
帳簿価格、すなわち簿価ベースのものです。
この簿価ベースの純資産と、実際の純資産の間には大きな開きがあるのが大半の企業です。
企業の実物資産の中心は土地でしょう。
わが国のデフレは長いトンネル内にあり、土地価格も値下がりが続きましたが、
創立が古い会社ほど、所有土地価格は簿価ベースのそれを上回っています。
この時価と簿価の差額を一般に「含み資産」と言っていますが、
PBRが注目されてきた背景が、企業の物的資産価値を株価に反映させるという点にあったことから、
この含み資産をも考慮した1株あたり純資産でPBRを見るべきだという声も大です。
しかし、土地のみならず、含み資産の評価を個々の企業が行っていないこともあり、
含み資産のあるなしを含めて、非常につかみにくいものになっています。
PBRは、現実の収益力を高める基盤となるものがどれだけあるか、
という収益との関係で、活用すべきでしょう。
帳簿価格、すなわち簿価ベースのものです。
この簿価ベースの純資産と、実際の純資産の間には大きな開きがあるのが大半の企業です。
企業の実物資産の中心は土地でしょう。
わが国のデフレは長いトンネル内にあり、土地価格も値下がりが続きましたが、
創立が古い会社ほど、所有土地価格は簿価ベースのそれを上回っています。
この時価と簿価の差額を一般に「含み資産」と言っていますが、
PBRが注目されてきた背景が、企業の物的資産価値を株価に反映させるという点にあったことから、
この含み資産をも考慮した1株あたり純資産でPBRを見るべきだという声も大です。
しかし、土地のみならず、含み資産の評価を個々の企業が行っていないこともあり、
含み資産のあるなしを含めて、非常につかみにくいものになっています。
PBRは、現実の収益力を高める基盤となるものがどれだけあるか、
という収益との関係で、活用すべきでしょう。
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