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豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

GDPとGNP

2006-01-31 09:52:17 | 株・いろいろ
 景気全体の動向をみるもっとも基本的なものにGDP(国内総生産)がありますが、このGDPすなわち「国内」において生産した財やサービスなどの付加価値(儲けですね)を表す統計を使い始めたのは1993年のことです。

 それまではGNP(国民総生産)が使われていました。「国民」が生産した財やサービスであれば“国外”のものも統計上加えられているのです。

 数字としては“国内”だけのものより“国外”を加えたほうが大きいにきまっていますが、ここにきて大きさに広がりがでてきているようですね。(30日、日経)

 それは、海外で活動する企業が増え、そこで得た利益を配当や利子などで日本に送ってくる額が増加しているなど、「グローバル化」の進展によること等がベースにありますが:

 機関投資家や個人投資家が外貨建ての証券を大量に取得したことも大きな要因となっているようです。

 GDPを上回るGNPの伸びは、日本に入ってくる資産収益の拡大であるわけですが、単に上記のこと以外に、労働人口・賃金問題、海外から日本への投資環境、その他さまざまありそうです。

 国内の生産を測り、世界に広がる「ニッポン」の所得の動きをつかむにはGDPとGNPの両方をバランスよく見るのが大切(黒田内閣府経済社会総合研究所長)だそうです。

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