最近の天気は、激しいにわか雨にあうことがありますね。
人家の軒先を借りて雨宿りをするといった風流?も今は昔・・・・ですが、
昭和13年(1938年)刊行の「相場道の金言」という本で、
明和時代(1764~71年)に編集された川柳(誹風柳多留)を格言として取り上げています。それは:
「本降りに なって出て行く 雨宿り」 です。
オヤッ、雨だ。この軒下でちょっと・・・と様子を見ていた人が、
本降りになってきて、
コリャいかん、急いで帰らねば・・・・
という雰囲気ですが、
株式相場でも、これと同じ場面があります。
ちょっとした押し目だ、と思っていたが、
その後の下げがきつく、だんだん不安になってきた投資家が、
コリャいかん、投げてしまおうか・・・
と考える場面です。
相場は感覚だけでなく、冷静な判断が必要ですよ。