信用取引は、先の連載でも説明しましたように、
「空売り」から入って、思惑通り下げたら「買い戻す」という取引ができますね。
最近の上げ相場で、空売りした投資家が下げない相場のために損が拡大している由。
先週末現在の、「買い方」の評価損は建て株の7.49%なのですが、
松井証券の顧客の「売り方」の評価損は14.1%になっている由。(今朝の日経紙)
記事によれば、最近の円安で輸出株が上昇し、それをみた投資家が輸出株の空売りを増やしたそうです。
ところが、円安・株高の流れが止まらず、評価損が拡大している、というのです。
今、衆議院選が始まっていますが、
選挙後の経済政策の進展や一段の追加緩和への期待もあって、
機関投資家も、積極的に空売りする投資家が減っている、と。
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「信用取引の買い」で損をする場合、最大で「買い値」の幅ですが、
「売りで」損をする幅は「青天井」です。(脅かすわけではありませんが)
空売りはくれぐれも動きに気を付けて!