初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

信用取引・売り方の損拡大

2014-12-04 14:08:12 | 株・いろいろ

 信用取引は、先の連載でも説明しましたように、

 「空売り」から入って、思惑通り下げたら「買い戻す」という取引ができますね。

 最近の上げ相場で、空売りした投資家が下げない相場のために損が拡大している由。

 先週末現在の、「買い方」の評価損は建て株の7.49%なのですが、

 松井証券の顧客の「売り方」の評価損は14.1%になっている由。(今朝の日経紙)

 記事によれば、最近の円安で輸出株が上昇し、それをみた投資家が輸出株の空売りを増やしたそうです。

 ところが、円安・株高の流れが止まらず、評価損が拡大している、というのです。

 今、衆議院選が始まっていますが、

 選挙後の経済政策の進展や一段の追加緩和への期待もあって、

 機関投資家も、積極的に空売りする投資家が減っている、と。

 ・・・・・・

 「信用取引の買い」で損をする場合、最大で「買い値」の幅ですが、

 「売りで」損をする幅は「青天井」です。(脅かすわけではありませんが)

 空売りはくれぐれも動きに気を付けて!

 


日本国債の格付け引き下げ(3)

2014-12-04 10:02:50 | 株・いろいろ

 格付けが国の評価に連想されることから、

 昔は、大臣がアメリカまで飛んで格付け会社訪問をしたことがあった記憶があります。

 さて、今回は・・・・

 国債の格付けを引き下げると、その国債については買いにくくなりますね。

 とりわけ、海外の機関投資家にとっては買いにくいのですが、

 もともと海外勢はあまり日本国債を買っていません。

 その上、最近は日銀の買入が続いており、需給面でも影響はあまりありません。

 今回の引き下げについて、いろいろ解説されていますが、

 結局のところ、

 “財政再建の遅れに対する警告”

 という程度の受け取り方のようです。