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豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

日経平均株価の裁定取引

2014-03-17 09:49:04 | 株・いろいろ
 日経平均株価の先物には、

 3月物、6月物、9月物、12月物の4種類あることについて書きましたが、

 これらは限月(げんげつ)と言います。

 それぞれに相場が立っていますので、

 限月間の価格差の裁定取引をすることもできますが、

 最も一般的なのは、現物と直近限月との裁定取引です。

 ところで、現物の日経平均って?という疑問が起きますね。

 これは、日経平均株価に連動するように構成されたポートフォリオを買うのです。

 個人投資家より、機関投資家が主として行う裁定取引だから、

 このようなポートフォリオが買えるのです。

 現物を買うのですから資金が必要ですし、資金には金利がかかります。

 先物の期日までの日数×金利などがコストであり、

 このコストを計算して、先物と現物の価格を比較して、たとえば;

 先物を売り、現物を買うということをするのです。

 どちらも相場が変動しますので、

 価格差がなくなった時点があれば、

 先物を買戻し、現物を売るのですね。

 ではまた。