初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

一般信用の売りが多いのは

2010-10-20 12:38:57 | 株・いろいろ
 そもそも一般信用は、いろいろな条件が顧客と証券会社間できめられるもので、

 制度信用とのいちばんの違いは、貸借取引ができないことでしたね。

 そのため、証券会社としては株不足にならないように、

 手持ち株の多い銘柄を一般信用対象にせざるを得ません。

 ところが、大口の「売り方」としては、

 証券会社がまとまって持っている銘柄は、

 まとまって売ることのできる格好の売り対象銘柄になるのですね。

 東証が毎週発表している「銘柄別信用取引残高」表をみますと、

 ところどころに、一般信用のまとまった売残があります。

 例えば、10月1日現在の53ページにわたる一覧表の1ページ目をみると、

 マルハニチロ 2272千株、大成建設 5486千株、鹿島建設 6999千株

 というように一般信用の売残の大口があります。

 それらがトータルとして、

 売残を押上げているのです。