初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

株主優待狙いと空売り増

2010-10-08 11:38:05 | 株・いろいろ
 9月の空売りが増えたことの理由のひとつとして、

 「・・・株主優待狙いで買った株式の価格下落リスクをヘッジする目的の信用売りが増えた・・・」という記事がのっていました。

 それが事実かどうかわかりませんが、

 たった一日だけ株を買って株主優待を受けるには、

 権利付最終日に買って翌日売ればいいわけですね。

 ただ、同じ事を考えている人がたくさん居ると、

 権利つき最終日に株価は急騰し、翌日急落してしまいます。

 それを避けるために、

 権利付最終日に「現物の買い」と「信用の売り」を同時に(同じ値段で)行ないます。

 そして、翌日、信用売りした株を品渡し(現渡し)するのです。

 ウリカイの手数料がかかりますが、現在の手数料率は低いので、さほどコスト高にはなりませんね。

 ただし、たとえ一日でも株不足になって「逆日歩」がかかることもあります。

 これが、空売り増の一因というのですが・・・。