幕張で開催中の大陶器市に行って来ました。
全国の窯元から沢山の陶磁器が出品されていましたが、
私の目当ては長崎県の波佐見焼き、就中食らわんか茶碗でした。
江戸時代、伏見・大阪間の淀川を通っていた乗合船の客に、
「飯くらわんか、酒食らわんか」と押し売りをしてきた折に使った茶碗で、
写真ではちょっと見ずらいかもしれませんが、
高台が大きいのです。船の揺れでひっくりならないようにしたのですね。
(もちろん、写真の茶碗は、昔の物ではなく最近こしらえたものです。)
のちの世になって、淀川の底からこのちゃわんのかけらがたくさん出て、
当時の船の航路が分かったとか。
ロマンを感じません?