浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

結婚式に来ていた同僚

2012-07-02 23:28:02 | 日記
毎日何人もの人が亡くなっている。

センチメンタルな話をしたいわけではなくて事実としてね。

これだけ人がいるんだからそれはそうだ。同じくらい毎日生まれている人もいるし。

亡くなる多くの人は普通の人で新聞で報道されたりしないし、その人の死が歴史に残ったりしない。

そりゃそうだ。

亡くなった人全員が歴史に残るのであれば歴史の教科書がずいぶん厚くなっちゃうからね。


ふと気づいたら明日は会社の同僚の命日だった。

亡くなったのは2004年、もう8年前のこと。

会社の近くに住んでいて自転車で彼女の家に向かう途中に事故で亡くなった。

彼が亡くなった数日後、彼と同期の男性の結婚式があった。七夕近くだったことをよく覚えている。

僕はその男性とも知り合いだったから結婚式に出た。

結婚式の二次会は会社の近くの飲み屋。

二次会の後、亡くなった彼の先輩だった女性と共に彼が亡くなった交差点に花を手向けに行った。

手を合わせたあと、その女性が行った。

「たぶん、今日の結婚式、あいつも来てたと思うよ」

人の死って僕は未だによく分からないけど、こういうことなんじゃないかなと思う。

死後の世界があると信じられるほど子供じゃないし、死んだら何にも残らないよと言い張れるほど大人じゃない。

それでも、亡くなった友人が結婚式に来てくれていた、と信じることくらいは許されてもいいじゃないですか。

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2 コメント

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Unknown (aya風呂)
2012-07-03 05:49:23
ウォルシュさんの神との対話を読んでから(まだ途中ですが)、死に対する感じ方が180度かわりました(*^∀^*)悲しくなくなる
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Unknown (show)
2012-07-03 15:33:50
そりゃ興味深い本ですね。

年々、人の死に触れる機会が増えますねぇ。
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