浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

クーリエ・ジャポンから比較文化論

2006-02-06 01:04:03 | 日記
クーリエ・ジャポンという雑誌があります。
コンセプトは世界から見た日本(たぶんね)。
日本の事件や出来事を海外のメディアがどう報道しているか、という
視点で記事を集めている雑誌。
(硬派だし、面白いんだけど正直に言って
「いつまで続くかなぁ」とは思っているんだけど。)

最新号のメイン記事は「海外メディアがホリエモンをどう報道しているか」
僕にとってはどうでもいい話なんでどうでもいいな、と思っていたら
もうひとつの特集が村上春樹だった。
これは読まずにおれない。
今、ハーバードにいるらしいんだけど、そこで行った
講演会の記事。
どうも村上春樹は日本メディアよりも海外メディアに取り上げられることが
多いような気がする。気のせい?


僕はこの雑誌のコンセプトはすごく好き。
ひとつの事柄に対して、いくつもの視点があるべきだと思っている。
象の鼻を見た人、耳を見た人、体を見た人、それぞれの意見を聞いた
ほうが本当の象を捉えやすくなるはずだ。

僕が外国語が好きな理由も突き詰めるとこういうことになる。
外国語でしか言い表せないこともある。
たとえば「cozy」なんて言われるとそれ以外にいいようがないような気もする。
虹は日本では七色だけどどこかの国では12色であらわす、ということを聴いたことがある。
「雪」をあらわす言葉がイヌイットの言語で何十個もあるらしい。

つまり、世界はひとつの言葉で表すには大きすぎる、と思うのだ。

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