先日、銀座で食事の予定があって。その節はありがとうございました。
銀座で銀行口座を作らなきゃいけない、という予定もあったんで有休をもらって銀座に行ったんだけど夕方ぽっかりと時間が空いてしまった。
じゃあ映画でも見て時間つぶそうかな、と思って検索したら「フォロー・ミー」をやってることが分かった。
1970年代の古い映画なんだけど、各所で評価が高い。にも関わらずDVDやビデオになっていないので長年「映画館でしか見られない名作」ということになっていた。
でも最近、東宝系の「午前10時の映画祭」という、午前10時の回に古い名作を1,000円で見られる、という企画で取りあげられて再度人気になり、この度めでたくDVDとなった、というもの。
一度みたいなー、と思ってたしちょうど時間も良かったし何せ1,000円なんで見て来ました。
(日比谷のTOHOみゆき座では「午前10時の映画祭」を1日中やってる)
これがね、本当に温かくてほほえましくて、いい映画でね~。
-------------------------------------------------------------------------
これから僕この映画のストーリー全部言います。ほんとにいい映画だったんで。
DVDもやっと出たし、東宝系の映画館なら午前10時から1,000円で見られるんで
ぜひ見た方がいいですよ。
-------------------------------------------------------------------------
どういう話かと言うと、主人公はロンドンの会計士。仕事も堅ければ性格も堅い。(この人、仕事場はもちろん自宅でもネクタイしてる) 数年前に結婚した妻との関係があまりうまくいかず、外出がちの妻の素行調査を探偵に依頼する。
その探偵というのが、この映画の最大の魅力の一つでもあるクリストフォルー探偵。白い帽子に白いコート、白いズボンという何故か白ずくめな上にいっつも何かお菓子を食べてる。
ちなみにこのお菓子を食べてるのがいいんだよなぁ。怪しい人なんだけど絶対悪い人に見えないもん。
10日間の尾行の後、探偵は夫に結果を報告する。
「妻は他の男に会ってるんだろう!?」と詰問され探偵は「…はい、会っています。非常に格好いい男性です」と答える。
それを聞いて怒る夫。すぐに家に帰り妻を問い詰める。
そこで反論する妻。妻は元々ヒッピーで自由でいたかった。「結婚前のあなたはそんな自由さを愛してくれたのに結婚後は、家の仕事をしろ、家に居ろ、と強要するじゃない!」と反論する。
そこを夫は(会計士だし)論破しようとする。「結婚とは契約なんだぞ!」と。
妻は落胆し説明する。「結婚は契約じゃないのよ…目的に着いたら必要なくなるパスポートじゃないのよ…」
うーん、この辺は身につまされるよなぁ。。。僕は結婚してないけどね。男性ってけっこうこういうところある人いるじゃないですか。とにかく論理を先に出そうとする。僕も比較的そういうタイプだからほんとうに身につまされましたよ。
夫は更に問い詰める。「君が日中会ってる男というのは誰なんだ!?どうせ俺より若くてかっこいい男なんだろう!?」
妻は答える。「いいえ、あの人はかっこよくなんか無いわ。…いつも全身真っ白の格好をしているの」
あ い つ か (笑)
結局の所、クリストフォルー探偵の尾行はそもそも本人が目立ち過ぎる(当たり前だ。全身真っ白で更に白いベスパに乗ってるんだから)ために尾行当初から奥さんにばれていた。
(だってこんななんだよ)
奥さんは「なんだか怪しい人がいるなぁ」と思いつつ日々の散歩を繰り返していた。
ある日、奥さんが暇つぶしにホラー映画でも見ようと映画館の前にいると、とうとうクリストフォルーが奥さんの肩に手を置いてしまった。つまりね、クリストフォルーは恐がりなんでホラー映画が嫌いだった。(このへん可愛くていいね) 肩に手を置いたものの一応尾行中とのことで声はかけない。身振り手振りで「こっちこっち」と導く。その先は違う映画館、そこでやっているのは「ロミオをジュリエット」。二人は無言のまま、一応席も離れてその映画を観る。
それ以降、尾行していたはずのクリストフォルーは奥さんを笑顔にしたくてロンドンを案内する。
ここで題名「フォロー・ミー」が活きてきて最高なんだよね。
会計士の夫は「お前は妻なんだから黙って俺についてこい!(フォロー・ミー!)」と怒っていた。
クリストフォルーは最初、仕事として彼女を尾行していた(フォロー・ハー)。しかし途中で「ロンドン案内して上げるよ、ついておいでよ(フォロー・ミー!)」となった。うーん良くできてますね。
ここで奥さんが思い返すクリストフォルーとの奇妙なデート(みたいなもの)のシーンが最高なんですよ!このシーンのためにぜひこの映画を観て頂きたい!
一応、尾行されてる側と探偵なので言葉は一切交わさない。でもクリストフォルーがニコニコとまるでパントマイムのようにロンドンを案内する。もうね、映画館全体、見ている観客我々までほんわかしてくるいいシーンでしたよ。
寂しそうな奥さんを楽しませているうちに恋心に変わってしまったクリストフォルーは奥さんに迫る。
しかし、会計士との出会いの頃を思い出し、「やっぱりあの人は最初は優しかった、あの人を忘れることは出来ない」と答える奥さん。
そこでね~クリストフォルーがニコッと笑ってさっと奥さんのことをあきらめるんだよね~。なんだよーかっこいいじゃないか。。。
そしてクリストフォルーは会計士の夫の所にいき、どうやったら奥さんとやり直せるかを提案する。
つまりね、どういうことを言うかと言うと「俺と同じ事をしろ」というんだよね。
「俺がしたように彼女の後をおいかけて、そして彼女と同じものを見ろよ。その時、しゃべっちゃダメだ。ただ彼女だけを見て、彼女が見ているものを一緒に見て、そして一緒に楽しむんだ」
泣かせる。。。ここはグッと来た。
そしてラストシーン。。。。これがまたステキ。
大事なテーマを大仰に語る、ってことも大事なんだけどこの映画のように大きなテーマを小さな声でほほえましく語る、ってのもやっぱりいいんだよね。
全体的に「かわいらしい」映画でした。
ぜひとも結婚している男性に見て頂きたい。もちろん未婚でも、女性でも楽しめると思うけど。
銀座で銀行口座を作らなきゃいけない、という予定もあったんで有休をもらって銀座に行ったんだけど夕方ぽっかりと時間が空いてしまった。
じゃあ映画でも見て時間つぶそうかな、と思って検索したら「フォロー・ミー」をやってることが分かった。
1970年代の古い映画なんだけど、各所で評価が高い。にも関わらずDVDやビデオになっていないので長年「映画館でしか見られない名作」ということになっていた。
でも最近、東宝系の「午前10時の映画祭」という、午前10時の回に古い名作を1,000円で見られる、という企画で取りあげられて再度人気になり、この度めでたくDVDとなった、というもの。
一度みたいなー、と思ってたしちょうど時間も良かったし何せ1,000円なんで見て来ました。
(日比谷のTOHOみゆき座では「午前10時の映画祭」を1日中やってる)
これがね、本当に温かくてほほえましくて、いい映画でね~。
-------------------------------------------------------------------------
これから僕この映画のストーリー全部言います。ほんとにいい映画だったんで。
DVDもやっと出たし、東宝系の映画館なら午前10時から1,000円で見られるんで
ぜひ見た方がいいですよ。
-------------------------------------------------------------------------
どういう話かと言うと、主人公はロンドンの会計士。仕事も堅ければ性格も堅い。(この人、仕事場はもちろん自宅でもネクタイしてる) 数年前に結婚した妻との関係があまりうまくいかず、外出がちの妻の素行調査を探偵に依頼する。
その探偵というのが、この映画の最大の魅力の一つでもあるクリストフォルー探偵。白い帽子に白いコート、白いズボンという何故か白ずくめな上にいっつも何かお菓子を食べてる。
ちなみにこのお菓子を食べてるのがいいんだよなぁ。怪しい人なんだけど絶対悪い人に見えないもん。
10日間の尾行の後、探偵は夫に結果を報告する。
「妻は他の男に会ってるんだろう!?」と詰問され探偵は「…はい、会っています。非常に格好いい男性です」と答える。
それを聞いて怒る夫。すぐに家に帰り妻を問い詰める。
そこで反論する妻。妻は元々ヒッピーで自由でいたかった。「結婚前のあなたはそんな自由さを愛してくれたのに結婚後は、家の仕事をしろ、家に居ろ、と強要するじゃない!」と反論する。
そこを夫は(会計士だし)論破しようとする。「結婚とは契約なんだぞ!」と。
妻は落胆し説明する。「結婚は契約じゃないのよ…目的に着いたら必要なくなるパスポートじゃないのよ…」
うーん、この辺は身につまされるよなぁ。。。僕は結婚してないけどね。男性ってけっこうこういうところある人いるじゃないですか。とにかく論理を先に出そうとする。僕も比較的そういうタイプだからほんとうに身につまされましたよ。
夫は更に問い詰める。「君が日中会ってる男というのは誰なんだ!?どうせ俺より若くてかっこいい男なんだろう!?」
妻は答える。「いいえ、あの人はかっこよくなんか無いわ。…いつも全身真っ白の格好をしているの」
あ い つ か (笑)
結局の所、クリストフォルー探偵の尾行はそもそも本人が目立ち過ぎる(当たり前だ。全身真っ白で更に白いベスパに乗ってるんだから)ために尾行当初から奥さんにばれていた。
(だってこんななんだよ)
奥さんは「なんだか怪しい人がいるなぁ」と思いつつ日々の散歩を繰り返していた。
ある日、奥さんが暇つぶしにホラー映画でも見ようと映画館の前にいると、とうとうクリストフォルーが奥さんの肩に手を置いてしまった。つまりね、クリストフォルーは恐がりなんでホラー映画が嫌いだった。(このへん可愛くていいね) 肩に手を置いたものの一応尾行中とのことで声はかけない。身振り手振りで「こっちこっち」と導く。その先は違う映画館、そこでやっているのは「ロミオをジュリエット」。二人は無言のまま、一応席も離れてその映画を観る。
それ以降、尾行していたはずのクリストフォルーは奥さんを笑顔にしたくてロンドンを案内する。
ここで題名「フォロー・ミー」が活きてきて最高なんだよね。
会計士の夫は「お前は妻なんだから黙って俺についてこい!(フォロー・ミー!)」と怒っていた。
クリストフォルーは最初、仕事として彼女を尾行していた(フォロー・ハー)。しかし途中で「ロンドン案内して上げるよ、ついておいでよ(フォロー・ミー!)」となった。うーん良くできてますね。
ここで奥さんが思い返すクリストフォルーとの奇妙なデート(みたいなもの)のシーンが最高なんですよ!このシーンのためにぜひこの映画を観て頂きたい!
一応、尾行されてる側と探偵なので言葉は一切交わさない。でもクリストフォルーがニコニコとまるでパントマイムのようにロンドンを案内する。もうね、映画館全体、見ている観客我々までほんわかしてくるいいシーンでしたよ。
寂しそうな奥さんを楽しませているうちに恋心に変わってしまったクリストフォルーは奥さんに迫る。
しかし、会計士との出会いの頃を思い出し、「やっぱりあの人は最初は優しかった、あの人を忘れることは出来ない」と答える奥さん。
そこでね~クリストフォルーがニコッと笑ってさっと奥さんのことをあきらめるんだよね~。なんだよーかっこいいじゃないか。。。
そしてクリストフォルーは会計士の夫の所にいき、どうやったら奥さんとやり直せるかを提案する。
つまりね、どういうことを言うかと言うと「俺と同じ事をしろ」というんだよね。
「俺がしたように彼女の後をおいかけて、そして彼女と同じものを見ろよ。その時、しゃべっちゃダメだ。ただ彼女だけを見て、彼女が見ているものを一緒に見て、そして一緒に楽しむんだ」
泣かせる。。。ここはグッと来た。
そしてラストシーン。。。。これがまたステキ。
大事なテーマを大仰に語る、ってことも大事なんだけどこの映画のように大きなテーマを小さな声でほほえましく語る、ってのもやっぱりいいんだよね。
全体的に「かわいらしい」映画でした。
ぜひとも結婚している男性に見て頂きたい。もちろん未婚でも、女性でも楽しめると思うけど。
コラーゲン感動(≧▽≦)
豚肉バンザーイ\(^o^)/
お肌は相変わらずしぼんでますけどにゃ(TωT)
男性は日頃、コラーゲンを積極的にとらないからか、僕は次の日「あれ?なんか肌の感じ違う??」って思いましたよ。
豚肉はいつもうまいですねぇ。