浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

単なるフィクション

2014-07-02 21:14:51 | ニュースから
昔、ケンカした子に、ガキ大将が「もうお前、喧嘩したらダメな」とルールを押し付けた。

確かに押し付けられたルールではあるんだけど、そのルールによって「おい、お前もケンカ手伝えよ」と言われても「ごめん、僕、ルールがあるから」と断れた。

他の友だちも「ま、あいつは今までケンカしてないから恨みは無いよ」と言ってる。ガキ大将なんてケンカしまくってていろんな友達から恨みを買っているのに。

でもある時、そろそろガキ大将の金魚のフンでいるのにも嫌気が差してきた。ガキ大将とケンカはしたくないからどうしようか、と考えた時、「ガキ大将のケンカを手伝って、お役に立てば、ガキ大将も『お前も結構やるじゃん、もう一人前だな』と言ってくれるかも知れない」と考えついた。でもケンカを手伝うためにはルールが邪魔。

ガキ大将から離れるために、ガキ大将のケンカを手伝って、ガキ大将から認めてほしいから、ガキ大将のルールを無くそうとしている。

ということでガキ大将から言われたルールを一生懸命無くそうとしている。

「僕だけケンカ出来ないのおかしい、僕も普通の子になりたい」と言っている。ケンカも出来る普通の子。

でもガキ大将は「お前がルールなくしたら周りの人が、またケンカするかも、と思って殺気立つからダメ。どうせケンカになったら出張るの俺なんだから」と思ってる。「でもまぁ、ルールはそのままだけど、俺のケンカだけは手伝えるってのならまぁ許してやるか、そうなったら面倒くさいところに行かせる手下が増えた、というだけの話だし」とも思ってる。

だからその子は「仲いい友達のケンカだけは手伝える」ということにした。

…というのは単なるフィクション。実際の事象とは何の関係もありません。

だって、

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ガキ大将から離れるために、ガキ大将のケンカを手伝って、ガキ大将から認めてほしいから、ガキ大将が言ったルールを無くそうとしている。
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これってどう考えても論理的におかしいでしょ。そんなのうまくいくわけないじゃんね。