浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

うきわ

2014-05-21 12:09:29 | 
「文学とは何か?」という問いに僕は答えられない。

でも、この漫画を読んで「これぞ文学だよなぁ」と思った。



常々、演繹法より帰納法で考えるタチなので「自分がこれを文学と感じたということは、そこから自分の考える文学が分かるかも知れない」と思って新幹線の中で考えてみた。

たぶん、僕の考える文学って審美性(美しさを描くこと)と語用論性(すごーくシンプルに言うと、伝えたいことをまわりくどく伝えること)なんじゃないかなと思う。

いい漫画なんですよ、ホント。

テーマは「浮気」、だからタイトルがうきわ」なんですな。浮気されてる二人が見つけたうきわ、つまり「拠り所」。

読んでると「なんかふたりともどうしようもないなぁ」と思ってくる。でも「仕方ないよなぁ」とも思う


ネットでも観られますからよろしければどうぞ→「やわらかスピリッツ-うきわ
※ネット上ではいくつか公開を終了している回がある。まぁ、話の全体的な流れはわかると思うけど、、