ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

連載(5) 七星論での一穴鍼法 症例4 肩と腕が痛い

2010-06-05 08:42:07 | 診断即治療と虹彩学
(1)   (2)   (3)   (4)   (5)   (6)


右肩と右腕が痛いという方が来た。

脈を診ると肝と脾の虚があった。

右肝経の火に刺鍼した後、腕の様子をみてもらったら、
「ん?痛くないですけど?」と言い、痛みは取れていた。

右肩や腕の痛みは、肝臓が原因の場合が多く、背椎診をすると肝臓からの経筋腱収縮牽引が起っているのが通常のパターンである。
この方も例に漏れず肝臓が関係していた。

肝虚のために脾に精気を送ることができず、脾まで虚に陥ってしまったのです。
五行論での木尅土だと、肝実でなければならないが、この方は肝虚なので五行論での相剋関係には当てはまらない。

人体惑星試論での精気の流れに従って、肝を補ってやれば、脾も精気が満ちてくる。
しかし、肝だけを補すよりも、肝の母、即ち「火」から補したほうがいいので、肝経の火を補したわけです。
この症例のように、比較的単純なときは六兪穴を使うと上手くいくのです。

右に取穴した理由は、肝が右に位置しているからで、上下交差の必要がないから、そのまま右に取穴すればいいわけです。

勿論のことですが、鍼一本で治療を終わるわけではなく、その後に肝から起る経筋腱収縮牽引を整えて「未病治」までする。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 連載(4) 七星論での一穴... | トップ | ハンガリー不安引き金、NY... »
最新の画像もっと見る

診断即治療と虹彩学」カテゴリの最新記事