ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

出雲路敬直先生:京都御所:バスツアー(3)

2006-11-03 07:18:15 | スケッチ
ルーブル美術館展も無事終わり次の訪問先である京都御所に近い
中京区竹屋町にある「やまの」(075-211-0560)で昼食のあと
出雲路敬直先生から京都御所の解説をお聞きした。

出雲路さんは今年72歳で京都御所を御自身の庭のように子供のころから
育たれた。御所の話を始めるととまらないとあらかじめ吉井貞俊さんから
お聞きしていたがよどみなく流れる解説はひとこと一言味があった。

午後の3時半にバスの出る時間まで食事時間からの話をいれると
4時間ちかく出雲路さんにお付き合いをいただいたことになる。

一般ツアーのガイドさんとの違いは歴然としている。宮内庁の職員も
わからない裏話や建替えられて151年目となる京都御所の栄枯盛衰を
知り尽くしておられることを改めて実感した。

京都御所は何度も火災に遭った。その都度時の権力者が自らの
権威をひけらかすために再建に精力的に動いたはなしは面白かった。
火災といえば小御所が昭和29年(1954)に焼けた。原因は花火大会の
火の粉が原因だったので以後京都では花火大会は禁止となった。

余りにも火災が多いということでは、清涼殿の屋根の解体修理のときに
鯉のミイラが出てきた。これは鯉が水のおまじないで火災の魔よけに
使われたのだろうという話は面白かった。

天皇家がいかに貧乏だったかのエピソードでは短冊をおりたたんで
その中にお金を入れておくと翌日、お金のかわりに歌が書かれていたという。
短冊に通すこよりの穴まで開いているのがいまも残っているそうだ。

紫宸殿は即位礼などの儀式が行われる建物であるが、天皇は裏の扉から
入り正面にでて一般国民にお披露目される。今上天皇の即位のときに
裏から入らず横の階段から皇太子が廊下を通られる失態をしでかした
ことで多くの職員が左遷されたそうだ。

宮内庁に限らず仕来たりの勉強が職員に出来ていないと出雲路さんは
慨嘆されていた。京都御所には200面以上の襖絵がある。襖絵の修復に
多くの日本画家が動員されるがしっかりとした絵を描ける人が
だんだん居なくなってきているという。

話は飛ぶが、先日完成した迎賓館に納める絵の一部を日本画家の森田りえ子さんが
描かれた話を思い出しながら出雲路さんの話を聞いていた。

あまりにもたくさんの話を聞いたので書き忘れていたが京都御所の中に
神社が3箇所ありそれぞれお参り出来きたことは幸いだった。

昼食をとった京料理「やまの」はさすが地元の出雲路さんのご紹介、なかなか
味のあるお店で、是非もう一度訪れたいと思う次第である。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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