ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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立ち上がれない。腕への刺鍼で捩れを治す (5/27の臨床実践塾準備)

2018-05-13 09:48:34 | 診断即治療と虹彩学
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立てるわ、立てるわー!



一見、何の変哲もない写真ですが、実はこの方、ベッドから立ち上がれなかったのです。
スタッフが問診したカルテには、
「立ち上がれない」と書かれていたので、
「??? 歩いているのに立てないって、どういうことなのだろう」と思い、
「立ち上がれないって、どういうことでしょうか?」と質問をさせてもらった。

すると、
「右足だと立ち上がれるのですが、左足だと立ち上がれないんです」と言う。

どうも左足に力が入らないらしい。
となると、脳血管の問題や、腰部や下肢の神経、そして腰椎、仙腸関節、股関節、膝関節、足関節などの異常が考えられたので、とりあえず最近考えた「腕での整体鍼」を試してみることにしました。

「腕での整体鍼」というのは、肩関節調整のために「アナトミートレイン」(筋・筋膜連結)と「七星論」からヒントを得て考えたものです。
前腕に鍼を1本刺すことで、肩関節の古い痛みまで軽くなるので、まだ研究中なのですが、ヒットするのではないかと思われる方法です。

この方は、肩に問題はなかったのですが、前に股関節と膝を傷めたことがあるので、アナトミートレインで考えて、右の肩や肘にも「捩れ」(よじれ)が出ていると考えたというわけです。
そこで、対側の右腕で検査したところ、やはり捩れが出ていましたので、その捩れを取るつもりで、右前腕に軽く鍼を刺したのです。

そして、
「はい。ちょっと立ってみてくれませんか」と言うと、スッと立ち上がり、

「あ、立てます」と言い、何度も立ち上がったり座ったりして、

「立てるわー、立てますわー」と感動的な声をあげていました。

すると、隣のブースで治療を受けていたご主人が、

「〇〇子どうしたん?」と声をかけてきました。

「あなた、立てるのよ、立ち上がれるのよ」と返事をしていました。

傍で見ていたスタッフも、意味が分からないというような顔をして、半笑いしていましたが、

「ね、立てますでしょ!」と患者さんの声に、「うんうん」と頭で頷いていました。

その後治療が済んで、待合のベンチに座っていたのですが、ご主人も治療が済んで待合に来たら、

「ね、ね、ほら!」と、立ち上がって見せ、

「きのうも立てなかったでしょ。ほら、立てるのよ!」と、ベンチで立ち座りをして、その様子をご主人に見せていました。

実はこれ、上肢の屈筋に1本鍼をしたのですが、この方があまりに感動してくれるものですから、もっと別の治療にも使えるのではないかと考え、鍼を使わずに徒手で何人かにやってみたのです。
すると、ビックリするぐらい効果の出た方もいました。

その方は、腕を水平に伸ばし、そのまま後ろに腕を回すテストをしたのですが、最初は90度ちょっとしか回らなかったのですが、治療後には、グーンと後ろに腕が回るので、本人はビックリしていました。

私もビックリしました。(^_^;)

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