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高値警戒感が出てNYダウ小幅高ー学校で教えてくれない経済学

2006-09-29 19:26:09 | 経済学
甲子園球場へ出かけるとこのところの連勝で、阪神タイガースの選手が躍動している。監督もコーチも大事だが、選手一人ひとりがやる気を起こさないとどうにもならないことを分かり易く教えてくれる。たかが野球されど野球。中日との3連戦で甲子園が燃えている。

今年の甲子園は夏の高校野球でも燃えに燃えた。ひとつ負ければお仕舞いという雰囲気が信じられない逆転、再逆転また逆転のドラマを生んだ。プロ野球の選手でさえ、目の前の試合に勝つという気持ちになれば人が変わったように勝ちにこだわるようになった。

患者がやる気をださなければどんな名医がいても打つ手が無いという話をよく聞く。がんを患って10年、「生きているだけで金メダル」と言いながら、元気で闘病生活を送っておられるご自身の闘病体験をネタにして落語を続けている方から先日、元気をいただいた。

ところで、今朝のCNBCテレビを見ていると、NYダウが、終値ベースでの史上最高値11,722ドルを更新するかどうかで騒いでいた。瞬間的にはクリアしたが、引けにかけてプログラム売りが出て、前日比29ドル高の11,718ドルで取引を終了した。

史上最高値が出れば機械が「売り信号」を送るらしい。相場が上がりたがっているにも関わらず機械が水を差す構図である。選手がその気になれば勝ちが見えて来る。生きたいと思っている患者の命を機械が止めてはいけない。データ重視の世の中が味気ないゆえんだ。

ただ、NYダウが小反発にとどまった背景に、米商務省発表の2006年4~6月期のGDPが年率で2.6%増加に下方修正されたことも影響した。原油相場が、あと下げたが、OPEC減産期待から一時バレル64ドルを突破したこともインフレ懸念で株価上昇を抑えたようだ。

金相場が600ドルを再び越えてきた。かって金相場はドル相場に連動して動いていた。ここ1年半は、今年6月、原油バレル68ドル、金オンス545ドルだった。今年7月、原油は78ドルへ暴騰、金は676ドルへつれ高した。今、原油60ドル、金600ドルである。インフレでドルが目減りして原油・金を上げたに過ぎない。インフレ退治が大切なわけである。

原油も金も需要が続く限りこのまま下げ続けることは無いだろう。モノの値段は需給で決まる。ガソリンが下がれば再び購買意欲も沸いてくる。消費者が元気になれば景気も持ち直す。米国経済のソフトランディングさえ確認出来ればNYダウは壁を簡単に破るだろう。

原油相場高騰で産油国が豊かになった。商品相場を組み入れ運用する世界の年金ファンドもその恩恵に浴している。お金は所詮道具である。使いようで人生を豊かにも惨めにもしてくれる。話は飛ぶが、タイガース逆転優勝で沈滞一途の関西経済が蘇ってほしい。(了)

江嵜企画代表・Ken


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