この「診断即治療」は、 FC2ブログ にも転載しています。
送られてきた「本のコピー」の一部
今年の夏は、あまりに暑すぎたので、心臓のおかしくなった人が多かったような気がする。
東洋医学で「五季」と言えば、春・夏・土用・秋・冬の五つの季節をいい、をの季節によって影響を受けやすい臓腑が分けられています。
張るは肝、夏は心、土用は脾、秋は肺、冬は腎となっているわけですが、その季節の特徴が強く出るときは、確かに季節に関係する五臓が影響を受けているようです。
ちょうど今年の夏のように猛暑になると、心が影響を受けやすくなるわけです。
これから秋になりますので、「肺」の症状が増えてきます。
つまり咳や風邪などがそれに当たります。
きょうの夕方、外出していたのですが、1本のメールが入りました。
そのメールには、以下のようなことが書かれていた。
この方は治療師ではないのですが、私の本も読んでくれている方です。
====================================
新城先生
こんにちは、息がしにくいのがどうにも改善せず本当に困っています。
先生の奥義書の413~414ページか443~444ページの状態に思われてなりません。
背中が詰まった感じがあり、胸椎あたりにひどいズレがあるのではないかと感じるのです。あるいは胸椎がへこんでいるのではないかと感じます。
明日、診察日外ですが診ていただけないでしょうか?
追加料金はお支払いいたしますのでお願いいたします。
もし明日がOKであれば何時頃が都合よろしいでしょうか?
明日はたまたま仕事が終日休みですのでだいたいの時間がこちらは大丈夫です。
====================================
メールの内容からして、相当困っていることがわかりました。
しかし、出先なので、「奥義書の〇ページ」と言われても確認することができず、
「出先なので、帰宅してから見てみます」と返信しました。
するとしばらくしてから、またもメールが来ました。
今度のメールには何やら添付されていました。
開けてみると、私の本に赤線を引き、それをコピーしたような感じだった。
上の写真がその一部ですが、全部で4枚ありました。
なんと、
なんと人を感動させる人なんだ。
と思いながら、私の明日の予定を見ると、午前中は仕事があるのですが、午後からは時間が空いていましたので、午後2時に来てもらうことにしました。
これだけ熱意のある方を断る人はいませんよねー。
(鍼を準備するのに40分ぐらいかかるので、2時にしました)
ご本人は、「辛いので何とかしてほしい」と思いながら本のコピーを送ってきたかも知れませんが、とっさに「論語に出てくる君子のようだ!」と思いました。
つまり、「剛毅木訥仁に近し」(ごうきぼくとつじんにちかし):飾り気がなく口数が少ない人で道徳の理想である「仁」に近い人、と思ったわけです。
これだけ自分で調べてから質問をしてくる人は鍼灸師でも少ないのです。
おそらく、このような相談をされたら、多くの治療師が感動するのではないかと考えたので、「このメールの内容をブログに書かせてください」とメールを送りましたら、先ほど返信が返ってきました。
「全くかまいませんよ!」と書かれていました。
送られてきた「本のコピー」の一部
今年の夏は、あまりに暑すぎたので、心臓のおかしくなった人が多かったような気がする。
東洋医学で「五季」と言えば、春・夏・土用・秋・冬の五つの季節をいい、をの季節によって影響を受けやすい臓腑が分けられています。
張るは肝、夏は心、土用は脾、秋は肺、冬は腎となっているわけですが、その季節の特徴が強く出るときは、確かに季節に関係する五臓が影響を受けているようです。
ちょうど今年の夏のように猛暑になると、心が影響を受けやすくなるわけです。
これから秋になりますので、「肺」の症状が増えてきます。
つまり咳や風邪などがそれに当たります。
きょうの夕方、外出していたのですが、1本のメールが入りました。
そのメールには、以下のようなことが書かれていた。
この方は治療師ではないのですが、私の本も読んでくれている方です。
====================================
新城先生
こんにちは、息がしにくいのがどうにも改善せず本当に困っています。
先生の奥義書の413~414ページか443~444ページの状態に思われてなりません。
背中が詰まった感じがあり、胸椎あたりにひどいズレがあるのではないかと感じるのです。あるいは胸椎がへこんでいるのではないかと感じます。
明日、診察日外ですが診ていただけないでしょうか?
追加料金はお支払いいたしますのでお願いいたします。
もし明日がOKであれば何時頃が都合よろしいでしょうか?
明日はたまたま仕事が終日休みですのでだいたいの時間がこちらは大丈夫です。
====================================
メールの内容からして、相当困っていることがわかりました。
しかし、出先なので、「奥義書の〇ページ」と言われても確認することができず、
「出先なので、帰宅してから見てみます」と返信しました。
するとしばらくしてから、またもメールが来ました。
今度のメールには何やら添付されていました。
開けてみると、私の本に赤線を引き、それをコピーしたような感じだった。
上の写真がその一部ですが、全部で4枚ありました。
なんと、
なんと人を感動させる人なんだ。
と思いながら、私の明日の予定を見ると、午前中は仕事があるのですが、午後からは時間が空いていましたので、午後2時に来てもらうことにしました。
これだけ熱意のある方を断る人はいませんよねー。
(鍼を準備するのに40分ぐらいかかるので、2時にしました)
ご本人は、「辛いので何とかしてほしい」と思いながら本のコピーを送ってきたかも知れませんが、とっさに「論語に出てくる君子のようだ!」と思いました。
つまり、「剛毅木訥仁に近し」(ごうきぼくとつじんにちかし):飾り気がなく口数が少ない人で道徳の理想である「仁」に近い人、と思ったわけです。
これだけ自分で調べてから質問をしてくる人は鍼灸師でも少ないのです。
おそらく、このような相談をされたら、多くの治療師が感動するのではないかと考えたので、「このメールの内容をブログに書かせてください」とメールを送りましたら、先ほど返信が返ってきました。
「全くかまいませんよ!」と書かれていました。