しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

2016年12月23日 20時10分58秒 | 作品名(ら行)
第416回「後付けかと思われたパズルのピースは意外と・・・」
もはや言う間でも無く、SF映画ファンである私が今週観に行った映画が「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」であるのは明らかだろう。去年から再び始まった新たな3部作の間に作られると発表されたスピンオフ作品の第一弾である。随分と前からスピンオフの話は多くあり、小説などが発売されていたので作られること自体は何の不思議もありませんでしたが、その題材がエピソード4「新たなる希望」の前日譚であるデス・スターの設計図を反乱軍がいかにして手に入れたのかと聞けば、心が躍らないわけがありません。

帝国が銀河宇宙に侵攻の手を伸ばし、ジェダイを無力化した暗黒の時代。帝国はその力をさらに盤石にする為に、究極兵器「デス・スター」の建造を進めていた。しかしあと一歩のところで完成できずにいた。その兵器を完成させる為に帝国は設計者でもあり天才科学者のゲイレン・アーソを探していた。彼は家族と共に帝国の手を逃れ、戦いから距離を置き、静かに暮らしていた。だが静かな暮らしは長くは続かなかった。隠れ家を見つけられゲイレンはデス・スターの建造へと連れて行かれてしまう。妻は殺され、一人娘のジンは父の旧友だったソウ・ゲレラの元に身を隠すことになった。それから十数年の時が過ぎた。ジンはゲレラの元を離れ、窃盗・暴行・書類偽造などあらゆることに手を染める女戦士になっていた。ある日、彼女は反乱軍に捉えられる。反乱軍のアジトで彼女にとある任務が与えられた。それは育ての親であるソウ・ゲレラの元に帝国軍を逃げ出したパイロットがいるという。彼は重要な情報を持っているらしい。昔からの知り合いならゲレラも会ってくれるだろうとジンに白羽の矢を立てたのだった。ジンはもしかしたら父親の消息が分かるかもとその任務を引き受けることにした。彼女は反乱軍の戦士キャシアンと帝国軍のドロイドを改造したK-2SOと共に惑星ジェダへと向かうのだった。

あらすじが長くなってしまいましたが、これでもかなり序盤だけです。この作品だけを見たのではあまり楽しめないかもしれません。最低でもエピソード4は観て、スター・ウォーズの世界観を知っておく必要があります。なにせエピソード4の10分前までを描いているのですから。ファンとしてはどのように繋がっていくのか楽しみにしていました。

結論から言ってしまうと、とても素晴らしい作品でした。スピンオフといいながらメインストーリーに密接に関係しているエピソードだったので、ダース・ベーダーは登場するし、あのコンビの姿も確認できます。さらに重要キャラの彼女もしっかりと登場しています。いつ撮影されたんだとツッコミをしてしまいそうですが、今やCGでどうにでもなりますからね。

個人的には楽しみにしていましたが、期待はあまりしていませんでした。結末が決まっているお話(エピソード4へ繋げる為)は無理があるのでは?と思っていました。ところが出来上がった作品は今までのスター・ウォーズの世界観を守りながらも、登場人物は全員が普通の人。しっかりと戦争映画となっており、文句無くスター・ウォーズでした。このお話みたいな、「寄せ集めの荒くれ者集団」っていう設定が大好きな私としては、とても満足いく作品でした。

点数としては★★★★★です。ローグ・ワンのメンバーとなるチアルートやベイズなど脇役に魅力的なキャラクターが多く、ストーリーも見事に出来ていて、スター・ウォーズとしての新たな1ページを築きました。多くの部分で日本をリスペクトしており、今作でもチアルートがまるで座頭市のようだったりと、日本を意識させる部分が多くあるので、是非とも日本人俳優を出演させてほしいと思いました。

今後もスピンオフ作品が予定されていますが、この作品を観て今後がますます楽しみになりました。

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