しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

アイアンマン3

2013年04月28日 16時05分22秒 | 作品名(あ行)
第306回「彼の戦いはまだまだ続いていきます。」
今回紹介する映画はもちろん「アイアンマン3」です。いつも通っている映画館では、吹き替え版しか上映しないという、なんとも珍しいケースに見舞われ、字幕派の私としては仕方なく別の映画館へと向かいました。でも、映画館を変えたことで嬉しいことも・・・それは入場者プレゼントでクリアファイルが貰えたのです。今作のポスターデザインが気に入っていただけに、それを印刷された非売品は嬉しいです。(まあ、小さな事ですがファンとしては嬉しいことでした。)

地球滅亡の危機を救った「アベンジャーズ」での戦いから1年が経過した。その戦いで初めて人間以外の存在と対峙したトニー・スターク=アイアンマンは、その影響から不眠症に陥り、常に何かに怯え、それを払拭するかのように新型アイアンスーツの開発に没頭する毎日だった。そんなある日、首領「マンダリン」の組織するテロ集団「テン・リングス」がアメリカ国内でのテロ活動を宣言し、各地で多くの死傷者を出す事件を起こす。その事件の1つでかつてトニーの運転手で現在はスターク・インダストリーで警備主任を務めるハッピーが瀕死の重傷を負ってしまう。大切な友人を傷つけられたトニーはマンダリンに対し、いつでも相手になると病院前に集まっていた記者達に自宅の住所を伝え挑発してしまう。すると即座にマンダリンはトニーの自宅を急襲し、アイアンスーツもろとも自宅を破壊してしまう。なんとか逃げ出したトニーだったが、不安を抱える精神と壊れたスーツで彼は戦うことが出来るのか?そして事件の裏には13年前のある出来事が深く関わっているのだった。

なにより私が楽しみにしていたのは、ヴィラン(悪役)で登場するマンダリンを演じるベン・キングスレーとアイアンマンの対決でした。予告編で観る限りではかなり魅力的な悪役でありそうな雰囲気を漂わせていました。ところがその期待は見事に裏切られてしまいます。劇中で徐々に明らかになっていく彼の正体に「あれ?もしかして?いやいや、マンダリンを演じているのは、あの名優ベン・キングスレーだぞ。」なんて考えながらの鑑賞だったのですが、見事に・・・それは見事に裏切られます。それはあの名優ベン・キングスレーだからこそ演じられる見事な悪役でした。

そして今作のトニー・スタークは前2作で見られたチャラチャラした感じは影を潜めます。前作でも胸のアークリアクターから出される毒素によって命の危険がありましたが、新型を作成したことで問題は解決されたのですが、今回は別の問題に悩まされます。それは自らがヒーローになったことで戦った「アベンジャーズ」が大きく関わってきます。この「アイアンマン」シリーズでは、戦う相手は特殊な能力を持っていたとしても、あくまで人間が相手でした。ところが「アベンジャーズ」では人間世界では想像も及ばない相手と戦うことになりました。それがヒーローとして戦ってきたトニー・スタークの精神に大きな恐怖を与えることになりました。今作ではその恐怖を乗り越えていく様を、決して重たくならず、いつもの軽快さを残しつつ見せることに成功しています。

点数は限りなく満点に近い★★★★☆です。どこがマイナス点かと言えば、もう1人登場する悪役であるアルドリッチ・キリアンです。彼の持つ能力についてもう少し詳しい説明だったり、能力のメリット・デメリットなどがうまく描けていたらなぁ・・と思った点とエピローグ的に描かれた最後の部分がナレーションベースでアッサリと描かれてしまったことをマイナス点としました。個人的にはとても重要な出来事だと思うんですけどねぇ。それでも先週の「キャビン」につけた星4つとはかなりの差が存在します。是非とも劇場で観てほしい作品です。

あ、それからこのマーベルシリーズのお約束なのですが、席は最後まで立たないでください。今回は特にお勧めの微笑ましいシーンが挿入されていますから。

アイアンマン3 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
ロバート・ダウニーJr.,グウィネス・パルトロウ,ドン・チードル,ガイ・ピアース,ベン・キングズレー
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社


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