しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

スター・トレック イントゥ・ダークネス

2013年08月25日 11時51分49秒 | 作品名(さ行)
第319回「さあ飛び立とう!銀河系の彼方へ!」
約50年前からアメリカで放送の始まった「スター・トレック」シリーズ。その大ヒットシリーズをヒットメーカーであるJ・J・エイブラムスが監督をし、リブートした「スター・トレック」の4年ぶりの続編が公開となりました。前作「スター・トレック」のブログでも書いたとおり、SFファンの私はこのシリーズをちょっと敬遠ぎみでした。しかし、リブートされたことで、改めてファンになりました。続編が決定したと聞いた時から、かなり楽しみにしていた作品でした。今回の作品は「スター・トレック イントゥ・ダークネス」です。

西暦2259年。宇宙艦隊に所属するUSSエンタープライズの若き艦長ジェームズ・T・カーク。血気盛んで無鉄砲な彼はトラブルも多いが、彼を慕う多くの仲間達と共に数々の功績を残してきた。ところがある惑星で規則を破ったことで降格処分を受け、副長となり仲間とも別々になってしまう。時を同じくしてロンドンで爆破事件が起きる。宇宙艦隊のデータ基地が破壊されてしまった。犯人と目された艦隊士官のジョン・ハリソンは惑星クロノスへと逃亡。彼を追跡する任務についたUSSエンタープライズは多くの敵が潜む惑星クロノスへと向かって航海が始まるのだった。

前作「スター・トレック」からリブート(正確な表現ではないが)されてスタートしたこのシリーズ。なぜ前までこのシリーズを敬遠していたかといえば、私が物心ついた時にはすでにドラマ開始から長い時間が経過し、途中から参加するのには多くの労力が必要と思われました。さらに中年となりお腹の出たカーク船長には、正直魅力を感じていなかったのです。しかし、このシリーズからは若く未熟ではあるが魅力的なカークを描くことで、初心者の私も入り込みやすい作りになっていました。

リブートが正確な表現としなかったのは、パラレルワールド的な作りになっていて、前シリーズで人気だったスポックがタイムスリップというかたちで登場したり、今作でも前シリーズで活躍したキャラクターが登場します。(とても重要なキャラなので誰なのかは秘密で)そういう意味では昔からのシリーズを観ている人のほうが、より楽しめる作りにはなっています。

で、肝心の映画の出来といえば、とても見応えのある出来になっていました。息つく暇もなく、次から次へと物語が展開され、最後まで決してダレることなくお話が展開されていきます。

さらにこれだけ多くの魅力的なキャラクターが登場しているのに、それぞれのキャラに見せ場があり、それぞれにきちんと活躍の場が与えられています。普通の映画であれば、誰かの存在が疎かになってしまい、「あのキャラって必要だったかな?」と思ってしまうことがよくあるのですが、この作品ではそれが全く無いのです。それはとても良く練られた脚本が成せる技ではないでしょうか。

点数は★★★★★です。SF好きの私だからこの点数というのはありますが、現実を忘れて無限の銀河系へ旅立つのも楽しいと思います。ワープや転送など、この作品世界での独特のルールが存在しますので、その辺の知識を少し仕入れておけば、さらに楽しめることでしょう。

新たに製作の決定した「スターウォーズ エピソード7」の監督にJ・J・エイブラムスが決定しましたが、どのような世界を描いてくれるのか今から楽しみで仕方ありません。こんな大きなシリーズを2つも監督する彼の今後の活躍に期待です。

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