しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

スター・トレック

2009年05月31日 21時52分23秒 | 作品名(さ行)
第138回「新たなる、そして大きな第一歩になるでしょう。」

こんなにワクワクしながら映画館に足を運んだのは、いつぶりだろう?
その位、今夜の映画「スター・トレック」を楽しみにしていました。

SF映画は昔から大好きです。「未知との遭遇」「スターウォーズ」など好きな作品は数多くあります。
今夜の「スター・トレック」も世界中にトレッキーと呼ばれる熱狂的なファンを多く抱えるSFの名作です。ところが、今までこのシリーズに関して、私はまったく興味が湧きませんでした。なぜなら、1966年から放送が始まったこのスター・トレックシリーズ。私に物心がついて、映画に興味を持った時にはすでに、映画「スター・トレック3/ミスタースポックを探せ」公開と、壮大なお話はずいぶん経過していたのです。
もちろん途中から観ても、十分楽しむことはできるのでしょうが、私の性格上、途中からというのがどうも納得できなくて、このスター・トレックシリーズに関しては、まったくと言っていいほど、テレビシリーズも映画シリーズも観る事はありませんでした。

では、どうしてこの映画から観ようと思ったのか。それは、この作品がリ・イマジネーションとして、すべてを最初から作り直された作品だからです。
あのエンタープライズ号の艦長「ジェームズ・T・カーク」は、私が知っているのは、ちょっとお腹の出た中年のおじさんでした。しかし、今回の映画は彼が血気盛んな若者で、いかにしてエンタープライズ号の艦長になったのかが描かれる、まさにエピソード1を映画化したと聞いたので、ここから私もファンになれるかもと思ったからです。
それは、作る側にも言えることだったようです。この映画を作ったキャストやスタッフにも、今までスター・トレックを観たことがない人や、知っていてもファンじゃなかった人がこの映画を作っていたようです。

物語は23世紀、すでに人類は地球だけではなく、銀河系を中心に生活をし、宇宙艦隊を編成し、銀河の探索をその使命として生活していた。祖父の代から宇宙船の艦長を務める家に生まれた、ジェームズ・T・カークはその若さを持て余し、自由奔放な生活を続けていた。そんな彼に父親とかつて同じ船に乗船していた艦長に宇宙艦隊入りを勧められ、彼は同じ道を進むことを決意する。しかし、彼の性格は艦長には相応しくないと艦隊への入隊を見送られてしまう、そこへかつて父親を殺した宇宙人「ロミュラン人」からの攻撃が始まる。彼は父親の仇を討つことができるのか?そして、彼はいかにしてエンタープライズ号の艦長になったのか?

作品の点数は限りなく満点に近い★★★★☆です。SF好きの私は大満足な作品でした。SFに馴染みの無い人には、ちょっとわかりずらい「ワープ」や「転送装置」などが登場しますが、この作品をきっかけにスター・トレックにハマるにはもってこいの作品です。
唯一、残念だったのは青年カークが艦隊への入隊を決めるまでの心の葛藤をもっと深く描いてほしかったと思います。入隊を勧められた翌日にはもう決めてしまったのでは、あまりにも早いのでは?
それでも、スター・トレック入門作としては見事な出来だったと思います。本国アメリカでも予想以上にヒットしたようなので、今後の展開も期待できるんじゃないでしょうか。

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