しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

マイレージ、マイライフ

2010年05月30日 11時55分34秒 | 作品名(ま行)
第185回「まるで何かに導かれるように・・・」

2週間ぶりのご無沙汰でした。先週は観たい映画が無いのに加え、体調不良が重なった為にブログはお休みさせていただきました。で、今週はどうしても観たい作品があったのか?と問われれば、正直言うとありませんでした。
それでも、私の気持ちを惹きつけた作品は「マイレージ、マイライフ」でした。
「今さら?」と思われるでしょうが、私が住んでいる地方都市では、今週末からやっと公開になったのです。最近では遅れはしてもこうした作品が公開されるようになって、色々な作品が上映されるので映画ファンとしては嬉しいかぎりです。

物語は大企業から社員の解雇を宣告する仕事「解雇通告人」をしているライアンは、アメリカじゅうを飛び回り、1年のほとんどを飛行機とホテルで過ごす毎日。彼の密かな楽しみは航空会社のマイレージを貯めること。誰に縛られることもなく自由な生活を謳歌しているはずだった。
しかし、ある新入社員の女性がネットを利用して解雇通告をしようと言い出し、彼の生活が一変する可能性が出てきた。彼は彼女を自分の仕事のデリケートさを説明するために同行させることにした。

時々、自分の意思ではなく、映画の方から「観て欲しい」とやってくる作品がある。「エリザベスタウン」や「世界の中心で愛を叫ぶ」など、個人的にはあまり興味のないジャンルなんだけど、なんとなく劇場に足を運び、私の心を思いっきり潤してくれる・・・そんな作品に時々出会う事がある。それは決して傑作と呼ぶには程遠い作品なんだけど、その時の乾いた私の心を見事に捕らえてくれるのです。この「マイレージ、マイライフ」という作品もそんな作品の1つでした。

正直、映画を観る前に思っていた展開とは少し違いました。ジョージ・クルーニー演じる主人公が人生の岐路を向かえ、変わっていく様を観客に見せてくれるのだろうと思っていました。しかし、彼の人生は特に変わるでもなく、これからも続いていくのでしょう。
それが、この映画の評価を落とすことにはなりませんでした。
このお話はこれでいいんだと妙な説得力で納得させられてしまうのです。

作品の評価は★★★★☆です。おそらく今の精神状態の私にピッタリの作品だったのでしょう。奇抜な設定や度肝を抜かれるエンディングなんて無いのですが、心に響く作品でした。疲れて道に迷っている時に鑑賞すると、心が癒される。そんな作品でした。

それにしても、ジョージ・クルーニーはこんな役がピッタリですね。

マイレージ、マイライフ [Blu-ray]
ジョージ・クルーニー,フェラ・ファーミガ,アナ・ケンドリック
角川書店


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