ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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ルネの恋人たち

2010年10月17日 | ルネ・シマール
 ファンなら誰でも気になるのは、あこがれのスターの恋人。日本の芸能界では、「アイドルの恋愛は御法度」という芸能プロダクションもあります。でも、「ルネの恋人」について、カナダではけっこうオープンに取り上げられていたようです。むしろアメリカでは話題作りに利用されていたようなところさえあるくらい★ ルネの来日があった当時の日本では(今も?)「アイドルはファンのもの」でしたが、欧米では「健康な男子たるもの恋して当たり前」だったようです。

 ちなみに仏語で「恋人」は、普通amoureux(男性) amoureuse(女性)を使いますが、blond(男性) blonde(女性)も「金髪(ブロンド)の人」という意味以外に「恋人」という使い方をするようです。過去ログで紹介したカトリーヌの記事では、"blondes"を「金髪のガール・フレンド」と訳しましたが、「恋人」と書き換えてあります。

▲"PASSION SIMARD"より 向かって左がカトリーヌ

Catheline Morin(カトリーヌ・モラン)
 ルネがデビューした年から仲良くしている向かいの家の女の子カトリーヌ。記事では「恋人blonde」とありますが、ガール・フレンドです。「月刊明星1974年11月号」に掲載された『ルネからあなたへ 微笑みの手紙』でも「ガールフレンド」と紹介しています。この記事を読んでからずっと気になっていた女の子だったので、PASSION SIMARDの画像でカトリーヌに出会えた時、36年ぶりに幼なじみに会えたように嬉しかったシマ姉です。 

<記事より抜粋> ぼくのガールフレンドのこと、あなたに話そうか、名前はカトリーヌ。ぼくの家の向かいに住んでるひとつ年上の女のコ。もう5年くらい仲良くしてるけど、最近はあまりデートしないんだ。だってね、彼女ぼくより3センチも背が高くなっちゃったんだもの。いっしょに歩くの、ちょっとカッコ悪いよね。
 ぼくは、ちょっとしたことで、すぐプンなんてふくれる子はきらいだな。さっぱりしていて、女のコらしくて、Gパンなんかよりスカートの似合う女の子が好きだよ。
 



Tracy(トレイシー)
 私がインターネットを始めた頃、ルネが同年代の女の子とブランコで遊んでいる写真を見つけました。それがこの写真で、この子はアメリカの少女トレイシー。にこやかなルネに対し、表情の硬い…というか、何か嫌そうな感じに見え、「その表情はルネに失礼だろう★」と思ってしまったシマ姉。実は、女の子とのツーショット写真を見るのは初めてだったので、ちょっとショックだったんですね。若かったな~(笑)。


 「ルネの初恋」というタイトルで、雑誌の表紙も飾っていたことは後で知りました。そして、カナダのCaseyケイシーさんのyoutube 映像million dollar babyで、ルネに英語の歌を教えている女の子がトレイシーです。ルネがアメリカで活動を始めたのが1975年ですから、ルネは雑誌の表紙にあるとおり15歳。髪型のせいもあり、可愛らしい15歳ではありますが、ミュージカル映画「青い鳥」のチルチル役には年齢が合わず、変声期を迎え、チルチル役は別の子役に変更になってしまいました。


▲"PASSION SIMARD"より

Alison Arngrim(アリソン・アングリム)
 アリソン・アングリムは、NHK総合テレビで放送され、現在でも絶大な人気のある海外ドラマ「大草原の小さな家(原題:Little house on the Prairie)」に、意地悪な同級生「ネリーNellie Oleson」役で出演していた少女です。1981年11月の雑誌では、「ルネの新しい恋」というタイトルになっています(上の雑誌画像を参照)。

▲「大草原の小さな家」のネリー・オルソン役のアリソン

 ルネが第3回東京音楽祭世界大会でグランプリとフランク・シナトラ賞を受賞し、シナトラ氏の招きでアメリカのショービジネスで活動を始めた1975年以降、ロサンゼルスで英語やダンスのレッスンを受けていたルネの、アメリカでのエージェントがアリソンの父親であったことから、ルネはアリソンの家に滞在していたそうです。この時、姉のリンも同行しており、過去ログでも紹介した軽トラック(?)の荷台に乗っている彼らの様子を取材した記事もあります。
 1981年、20歳になったルネと19歳のアリソンとの「新しい恋」の記事は、ルネをアメリカで売り出そうとするための手段として使われたらしいということです。
▲現在のアリソン(オフィシャル・サイトより)

※オフィシャルサイトhttp://www.hgd.com/alison/
※wikipedia「大草原の小さな家」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%8D%89%E5%8E%9F%E3%81%AE%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%AA%E5%AE%B6

▲普通の青年になれない悲しみ マルティナと離れて

▲Sa premiere vraie blonde:martina彼の初めての真実の恋人マルティナ("PASSION SIMARD"より)

Martina Brown(マルティナ・ブラウン)
 当時ロサンゼルスに住んでいた17歳のマルチナを紹介するルネ。ルネは、マルチナとの結婚を考えていたということでした。マルチナがどういう関係でルネと知り合った女性なのか分かりませんが、現在も芸能界で活躍しているアリソンとは違って、ごく普通の女性という感じがしますし、一緒に写っているルネ自身もとてもリラックスしているように見えます。しかし、ある意味「遠距離恋愛」だったり、ルネの仕事のこともあって、ふたりが結婚することはありませんでした。



Marie-Josée Taillefer
       (マリー=ジョゼ・テユフェ)

  ルネのデビュー25周年記念CD集の小冊子では、ルネは後に結婚するマリー=ジョゼと「1978年16歳の時に出会った。」とありました。TVコマーシャル等で小さな頃からケベックのアイドルだったマリー=ジョゼと、わずか13歳で世界的に有名になったルネとの恋は、さぞ大きな話題になったことでしょう。アリソンとの恋が報じられた時も、別の雑誌では『僕が本当にアリソンを好きだとしても、マリー=ジョゼは常に僕が唯一愛する人だろう』という見出しがつけられていました(左の画像参照 "MUSEE SIMARD"より)。
 ふたりの恋は、どちらかといえばマリー=ジョゼの方が熱烈で、ギー・クルティエ氏や彼女の父親の強い勧めもあったとのこと。でも、結婚し、子どもが生まれ、オリヴィエとロザリーが大人になった今でも、仲むつまじいルネとマリー=ジョゼは、「可愛らしいカップル」としてケベックの人たちに愛され続けています。



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