柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

葬儀のサービスホスピタリティー

2013年04月23日 | 葬儀専門学校
巣鴨の駿台トラベル&ホテル専門学校で
今年も新入生の授業が始まりました

私は今、葬儀のサービスホスピタリティーを教えています

今年は生徒の年齢が若く、30歳以下の生徒ばかりが30人です

葬儀社におけるホスピタリティーをどう理解させようか?と
考えて、より現場に近い方法で教えようと思いました



『葬儀に来られたご親族の方が、風邪気味のようです
葬儀社のスタッフにできることは?』

A社
控室に寝具がありますので、どうぞご自由にお使いください

B社
控室で横になられたらいかがでしょうか?
お薬が必要でしたらおっしゃってください
時々、様子を見に参ります

C社
控室の寝具の用意があり、いつでもお使いになれます
一応、お薬、体温計、アイスノンをお持ちしておきます
念のため、近所のお医者様のご案内をメモしておきますが
私共に声をかけて頂いたら、付き添いをいたします
また様子を見に来ますのでご無理をされませんように



さて3社の対応の違いで
具合の悪い方、ご親族の方々
ご親族にお声をかけたご遺族の方々が、感じる印象はどうでしょうか?


こんな風に教えてみることにしました
サービスホスピタリティーは7回の授業を行います
今夜は通夜の中に見られるサービスホスピタリティーを学んでもらいました

残り4回でどこまで体感できるでしょうか?
若い学生の感性が楽しみです