遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

八朔の雪

2013年09月04日 13時37分18秒 | 読書

  八朔の雪
     みをつくし料理帖      高田郁(著)2009年5月発行

  大阪から江戸へでてきた身寄りのない娘が料理人として
  下町の人情に見守られながら成長していく姿を描いた小説で
  春樹文庫、連作の一作目。

  読み始めてすぐに、
  『あれ、このストーリー知ってる、、、これってデジャブ?』
  そんな訳はないから、
  間抜けな母、多分以前に読んだことを忘れ、再読したみたい。
  いよいよ健忘症が重症になってきたみたいです。。。
  仕事をしながら読書していた頃には、確かに、忙しさとストレスで、
  同じ本を借りて読み、途中で気づく・・・ということが時々ありました。
  でも、今のように怠け者生活を送るようになってからは、
  さすがにそういうことはなくなっていたので、、、ショック!

  それはともあれ、とても面白い小説です。
  内容は解説に任せます。

  ― 神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を出す
  「つる家」、店を任され、調理場で腕を振う澪は、故郷の大阪で、
  少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。
  大阪と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で
  日々研鑽を重ねる澪。しかし、そんなある日、彼女の腕を妬み、
  名料理屋「登龍楼」が非道な妨害をしかけてきたが・・・。
  料理だけが自分の仕合せへの道筋と定めた澪の奮闘と、それを囲む
  人々の人情が織りなす小説。―
  
  なんとも心がほっこりさせられるし、色々と事件が起こるので
  スリルも味わえ、誰もが楽しめる小説だと思います。
  それにしても、一体私はこの小説をいつ読んだんだろう・・・?
  
   わがまま母
  
コメント
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