38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

ビニルハウスの実践練習。

2006年02月13日 | 農と暮らしの日記
明け方の冷え込みから一転、3月下旬の陽気。

午前中、家の裏の畑で測量作業。
ここに建てる予定のビニルハウスの位置取りを検討する。研修先の修了祝いで頂いたさくり紐を早速活用し、間口6m×奥行10mの長方形を畑の上に描く。昼頃、このハウスの部材を購入予定の種苗店の方に現地を見てもらい、発注前のあれこれを確認する。

午後一番で、警察署に免許証の住所変更手続き。
住民票のほか、県外からの転居ということで顔写真1枚が必要とのことで提出、即時手続き完了。

帰路、ビニルハウスの実践練習。
先ほどの種苗店の方が近所でハウス建設中とのことで、30分ほど手伝いをさせていただきながら、1人か2人で建てる場合の段取りを教えてもらう。

夕刻、刈払機を購入。
大手農機具メーカーの地域営業所で、26.3cc、ツノハンドルの新品を入手。ホームセンターなどでは安価で購入できるものもあるが、除草剤を使わない農業をしていくうえで、草刈はとても大切な仕事なので、思い切ってしっかりしたものを備えておくことにした。始動は朝からがよいと思うので、明日、おろす予定。

帰り際、野菜を頂く。
今回の就農にあたってお世話になっている方の畑が隣りにあり、白菜とブロッコリのとりたてをありがたく頂戴する。

日が長くなり、夕日に映える山々が美しい。
明日は午後から雨の予報。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

農地の広さを測る。

2006年02月12日 | 農と暮らしの日記
朝からくもり空。
昨年末、帰省の折に耕耘を進めていた農地のうち、まだ草の残っていた区画を耘う。近所の方と共同使用させていただく14馬力のトラクタで何往復かしたあと、油が不足しているのに気づき、中断。折悪しく日曜のため最寄のスタンドが休みなので、明日以降に作業は先送りする。

午後、兄が来訪。
「何でも手伝うよ」というありがたい言葉に甘え、何枚かつながる田んぼを大雑把に測量する。縦横をメジャーで測るだけの適当なものだが、今後の作付に役立つはず。2人でやると、さすがにはかどり、30分ほどで終了。

両隣の方に引越しの挨拶。
少し遅くなったが、家を貸してくださる大家さんに案内していただく。サラリーマン時代とは違い、朝から晩まで、また晩から朝までお世話になるご近所さん、末永くよろしくお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マルチの残渣を拾う。

2006年02月11日 | 農と暮らしの日記
使わせていただく農地でマルチの残渣を拾う。
表面に出ているものは、おそらく「氷山の一角」で、地中にはまだまだたくさんのマルチが残っていると思われるが、トラクタで耕耘する前に、少しでも外に出しておきたいので、目に付いたものをひとつひとつ引っ張り出していく。約4時間、6畝ほどの区画で、スーパーのビニル袋5枚ぶんくらいを拾う。

終日10度前後、くもりときどき晴れの一日。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この地に、第一歩。

2006年02月10日 | 農と暮らしの日記
未明の06:35、西条・登道。
昨夜、東京・品川を発った高速バスが予定より10分ほど早く、就農地であり故郷である愛媛県西条市に到着した。

始発の新居浜行きバスに乗り換え。
約12分で飯岡バス停に着き、そこから、これからの住まいとなる家までは歩いてすぐ。窓を開け、日の出を待つ。間もなく霊峰・石鎚をはじめ四国山地に連なる南の山々を越えて太陽が姿を現す。それを待って裏の畑の日当たりを確認する。

午前中に1件、挨拶を済ませる。
今回、当地での就農にあたりお世話になった方をたずねる。少し早い時間だったので、顔を見せるだけのつもりだったのだが、温かいお雑煮をご馳走になり、当面のあれこれを相談し、いくつかのお願いをして帰る。

実家に戻って昼食後、市役所へ。
転入届を出し、上下水道の加入を済ませ、その他の諸々の手続きについて確認したあと、農業関係の担当の方に「帰ってきました。いよいよ始めます」と挨拶。

明日から本格始動の予定。
天気も当面は晴れが続くようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高速バスは一路、西へ。

2006年02月09日 | 農と暮らしの日記
19:30発の高速バスが品川を出る。
春の作付や夏の果菜類の苗づくりのため、まず単身で就農の地、愛媛県西条市に向かう。このバスに乗るのも何度目か。

思った通り、感傷はない。
長く東京で仕事をしてきたが、退職してこの1年は都心に出ることも少なく、煌めくビルの灯りももはや過去の風景。

車中、明日の段取りが頭を巡る。
闇を裂き、バスは走る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする