38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

雨の前、寒気の前に、フル回転。

2014年11月28日 | 農と暮らしの日記
極早生の玉葱は、もうこんなに草だらけ。
玉葱は真冬の草とりがつらい野菜で、これが遅れると収量に大きく響く。とくに極早生は植え付けが早いぶん冬本番の前に草も繁茂しやすく、しかも年が明けてから時間を見つけて草とりすればよい晩生の玉葱と違い、この時期はまだ秋冬作の作付で忙しいから例年後手後手に回って手遅れになる。

ところが、今年こそは、と思った途端に雨続き。
でも、やらなければ。みなさま、僕の姿を見かけたら、「極早生の草とり済んだ?」と声かけてください。



金曜、曇りで昼過ぎに一時小雨、夜にまた少し雨。
6時過ぎから朝ごはん。トースト、チーズ、ツナマヨ、じゃが芋ソテー。

予報では夜遅くに雨、明日土曜も昼頃まで雨、月曜も雨、そして火曜から数日は最低気温が3℃ということなので、フル回転必至だ。

まず、雨が続く前に玉葱は植えてしまわないといけない。
小麦の播種もこれ以上遅れるわけにいかない。降ってしまうと今度いつ播けるかわからない。

そして、低温に弱いさつま芋はとにかく掘り上げてしまわないといけない。
本当は晴れた日に掘って乾かして温かいところに収納してしまいたいところだけど、「3℃」の前に畑からは掘ってしまわないと腐ってしまう。湿っていようが雨が降っていようがとにかく掘らなければ。

午前:机仕事を少しして、8時から市街配達。
忙しくなるのはわかっているので野菜セットは昨日のうちに荷造りしておいた。

と、ここでトラクタのバッテリーがついに寿命。
農機具屋さんに新品を畑まで持ってきてもらい、取り換え。トラクタは6年くらい前に中古で購入したので、そのときに付いていたバッテリーがすでに中古だったのだと思う。
機械というのは便利だけど、本当に次々とお金がかかるものだ。

9時頃から畑に出て、さつま芋の収穫。
計5列、のべ120mほど残っていて、そのうち3列を薫とふたりで蔓刈り、掘り上げ、泥をさっと払い、畝の跡に並べて地干しする。

13時過ぎ、いったん帰宅、昼ごはん。
試験期間中の渚も一緒に、トマトソースのスパゲティとおにぎり。

午後:14時頃に畑に戻り、まず小麦を播く。
トラクタで耕耘し、管理機で軽く排水溝を切り、手押しの「菜々子」で播種。

15時頃から玉葱の植え付け。
土が湿っているから管理機で畝立てしたらゴロゴロしているけど仕方がない。だましだまし手で畝の上を均しながら薫とふたり、1時間ほどで約1,300本を植え付け。

予報より早く雨が落ちてきたので芋をキャリーに収納。
畑に残る大豆もすべて抜き、一切合財を軽トラに積んで帰宅、軒下に収納。

再び畑に行き、16時頃からトラクタで耕耘作業。
午前中に掘ったさつま芋の跡、大豆を抜いた跡を雨の前にとりあえず。17時日没、18時前に作業終了。

晩ごはんは、豚肉と小松菜・人参の炒めたの、大根の味噌汁、温めた豆腐、焼き芋。



小麦は半分しか播けなかったけど、雨の前にとりあえず予定の8割方は済んだ。
さつま芋があと2列、これは降っていても掘れないことはない。泥を水洗いすることになるかもしれないけれど。

とにかく、まずまずの一日。
急いで走り回ったけど怪我もせず、急用も入らず、予報より早く降り始めた雨もほどほどで勘弁してくれたし。

<本日の野菜セット>例
里芋、さつま芋、人参、大根、大根まびき菜、水菜、リーフレタス(またはサンチュ)。
葉ものはほかに、青梗菜・小松菜・春菊・キャベツからセットによって2~3種ずつ。
コメント
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