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38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

飯積祭礼、今年は神さん担き。

2014年10月17日 | 農と暮らしの日記
飯積神社の秋祭り、早朝4時に宮出しされた神さん(神輿)も元気に地域を巡る。
写真は渦井川の土手、これから上流の大谷、所藪方面へと進んでいく。

神さん担きは初めての体験。
就農以来、昨年までの8回は当初住んでいた地区の太鼓台にそのままずっと参加させてもらっていたのだけれど、何年かに一度、太鼓台のないに神さん担きの当番が回ってくることになっていて、現住地の戻川は今年がその当たり年。
ということで、僕も今年はこちらに参加。

神さんの順路は太鼓台のそれとは少し異なる。
宮出しには太鼓台が神社前の渦井川土手に集まり、その後は太鼓台が担き比べを行う船屋グラウンド、大生院の渦井川河原、昼食の八幡神社、西原の室川河原、宮入りの渦井川河原とほぼ直線的に進むのに対して、神さんは十数カ所(たぶん)の神楽場を巡りながらその太鼓台の見せ場にも時間を合わせて寄らなければならない。おそらく祭りの趣旨から考えると、神さんが地域内の神楽場を巡るのに合わせて、その途中途中の広い場所に太鼓台が集まって神さんを迎える、ということなのだろう。

というわけで、大きく違うのは歩く距離だ。
太鼓台はそれぞれの見せ場に滞在している時間が比較的長いのに対して、神さんは各地区で御神楽をあげたらすぐに次に向けて移動する。止まっているのは各10分ほどだろうか。ざっと計算して30kmくらい、かな。詳細不明。まあ、順路のほとんどの部分ではトラックにくっつけて引っ張っているので、太鼓台の担き比べの労力を考えれば、どっちがしんどいということは一概に言えないかもしれない。



金曜、祭礼当日。晴れ時々曇り。

朝2時起き。
2時半過ぎに集会所へ。3時集合だけど既にスタッフの皆さんは準備を始めていて、僕も急いで白装束に着替え。

3時半に出発、4時前後に宮出し。
以降は上述のとおり進行。神さんを担くところではだいたい担き棒に。移動中はただ歩いているか、太鼓の車を押したり小神さんの車を押したり。神楽場では道具類の上げ下ろしを手伝ったり。

朝食は船屋グラウンド前のテントでうどん、最初の神楽場でおにぎり。
昼食は八幡神社で仕出しの弁当、軽い夕食は渦井河原でやはり仕出しのおにぎりなど。それぞれの神楽場では地元の方のお接待があり、お茶やお酒、お菓子なども少しずつ頂いた。

宮入り後、19時過ぎ頃に集会所に帰着、ざっと片付け。
地下足袋だけ脱ぎに帰宅してすぐ戻り、軽い慰労会、20時過ぎに辞去。



というわけで、初めての神さん担きは無事終了。
町内のみなさん、初心者でいろいろご迷惑もおかけしたと思いますが、大変お世話になり、ありがとうございました。

同じ祭りなのに、太鼓台についているのとは全然違う。
静かな集落の小道に、神さんの太鼓の音だけが響くなかを歩いていると、なんとなく「村まつり」のような感じ。それが太鼓台の担き比べに合流し、太鼓台に寄せて差し上げたりすると一気に「太鼓まつり」になる。

楽しい一日でした。
そして、脚が痛い。
コメント
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